パワーエロスシリーズ

ボディビルダー超子――覚醒篇

ぼでぃびるだーちょうこ かくせいへん

ひんみり 作
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※この物語はフィクションです。すべて空想の産物ですので、現実と混同しないでください。※



超子は逞しくした。
全身の筋肉に命じて――
ちょうど女性ボディビル大会が行われていた。
S県の県大会であった。
「出場したいわ」
願った途端、みるみる陽灼けしてゆく。
美肌は筋肉美を纏った――
凄まじい筋肉ロンドが、異妖な膨張音を発し、捏ね繰り悶える。
ムクッムクゥ!ムリュッムリュゥ!ブクブクブクゥッ!
膣筋まで膨れた。
秘圧と化した。
ぬちゅっ!むちゅっ!ぐちゅっ!
消化管まで怒張し、全身の強化であった。
肉体美を造型してゆく――
異妖なる女のプライドは入館した。
市民会館に“女体美の極度”が清流する。
美貌は美峰を揺らし、美尻は引力に逆らい、ボディラインは毅然した。
午前の陽光にエロスの華であった。太陽が太陽を浴びていた。
ブクンッ!!!
掛け値無しのエロさが欣然と反重力し、死ぬほど凄い生命力のオーラが噴出した。
「飛び入り参加だけど、申し込んであるの」
女性受付係は奇妙な説明に、怪訝な表情を浮かべていたが、出場一覧の用紙に、超子の名が浮かび上がった。
「ひっ!」
エロスの奇跡に邂逅し、受付係は喜悦し、悶え始めた。
受付嬢は体をくねくねさせて驚喜した。
生命力の盛華に見初められたからだ。
美を追贈し、眼前のスパルタン・ウーマンは更に逞しく成長しつつあった。
「ひいい!」
受付嬢はヘヴィな奇蹟に嗚咽した。
ワンピースから伸びた腕と脚に、途轍もない重量感が、イレギュラーな筋肉マスキュラーが、熱く悩ましく育ってゆく――
人々は驚嘆した。
「見て」という大会である。
ボディビルは視覚重視の競技である。
べつに実用性は求められない、風変わりな趣味である。
自己満足、だが、厳しい自己鍛錬の修行僧のような生活。
筋肉増量が美しくも異形の造型は、鍛えに鍛えあげられた肉体は、異形にして凄い体に成るのだ。
肉体改造であった。肉体強化であった。魅惑であった。魅惑は耽溺した。

受付嬢は自問していた――
美ではなく、美である。
ここには美ではない美がある。
だが、素朴な禅問答は、明瞭な答えを結せぬまま熄んだ。なぜなら受付女の脳は白痴の思考と化したからだ。
「あう!」
受付嬢は奮える手でウエアを渡した。
超子はビルダーパンツを入手した。
いわゆるビルパンだ。
女性用は高露出のビキニであった。
――わたしの代わりにこのビルパンを履いてテッペン獲って下さい 
祈願の極小が超子の乳と尻を覆った。
だが、好意に更衣した超子は淫らであった。
ビキニ下から膣汁を噴き、女乳ごと大胸筋が盛り上がった。乳房が女であることを高らかに謳い上げる。
牝鹿のような小顔が、筋肉繊維を激烈に肥大させ、怒りの女ランボーが女コマンドーに変態する僥倖は、焦茶色の隆起は怒張の限りを尽くす。
首が太くなった。
一歩また一歩、歩むごとに、筋肉が太く成った。
淫らだ。プリプリした乳と尻に筋肉が淫らだ。
ぬちゅるっ…ぶちゅるっ…ぎちゅるっ…
筋量増加の魔法は効き過ぎていた。
モリモリモリッ!!!!
でかい。
異常な筋量が目立ち始めた。異常事態だった。
潜入調査のつもりが、男性ビルダー並みの筋肉量を隆々と盛り上げる重量級筋肉体では、目立ち過ぎてしまう。
「あうんっ!」
だが、目立ちたがり屋の超子には、ちょうどいい目線の刺激であった。
男性係員が尋ねる。
「いくらなんでもデカ過ぎる。君、その体はドーピングかね?」
「いいえ、ナチュラルですわ」
マスキュラー・ビューティーは即座に疑惑を否定した。

そして熱い視線が待ち侘びる決戦場に入場した。
楽屋とバックヤードに彼女が現れた瞬間、一発で彼女がクイーンであることが解った。
競技の特質上、一目で優勝者が判ってしまう。
出場者たちは悟ってしまう。
いや、場違いな情熱は情熱と出会った。
もう追い込みも最終調整も仕上げも不要なほどの凄まじさだ。
ナチュラル・ローションを皮膚にオイリーに分泌して、アイアン・ウーマンの美指はアクティブに塗り拡げる。
淫らに照り輝く悩殺美肢体はエロチックに熱くパンクアップする一――
そうして、
筋肉クイーンは出場した。
理由も理解も超えて輝く美体はオンステージした。
規定のポーズを次々と決める。
それどころかビルダーパンツは要らなかった。
ステージ上でビキニは女の意志に四散した!

「オオッ!!!!」

ビキニは飛び散った。布切れと化し、飛散した。
筋肉美肢体の刺激に、観客はどよめき、驚嘆の波が拡がる。
全裸と化した。
ピンスポットライトの下で妖艶した。
照明を浴びてフルヌードは、マッスル女神が、いやらしい裸身が濡れ輝き、超人の域に達した全裸が競技規定を超えつつあった。
「競技ルールがなんぼのもんじゃ!もっと見せい!」
審査員席から大声が響いた。昂奮の怒声が次々飛んだ。
「ええ、もっと見て」
神域に達した熱旋風が、ギャラリーの痴脳を洗い始めた。
「あうん!」
恥丘が盛り上がる。
乳首が乳輪ごと勃起し、砲身みたく上向いた。
怒張の典雅は夢中に濡れる。
黄金色の陰毛を濡らして、超子は微笑み掛けた。
審査委員長は精液失禁した。
凄まじい筋肉美の刺激に、頭脳と体が耐え切れなかった。
「ぬぅん!」
フロント・ダブル・バイセップスを決めた。
「キレてるッ!!!!」
カットがキレている。キレすぎている。
「ふぅうううんッ!!」
バック・ダブル・バイセップスに、背筋に鬼が浮かんだ。
物凄い鬼が背中に泣いている。
「でかいッ!!!!」
オリンピアの域に達した。いやオリンピアを超えていた。美しき異形は筋肉怒張の奇跡であった。
ギャラリーは熱狂した。
観客まで狂う事態であった。
ボディビルは楽しいであった。
「おぅうおッ!!!」
太腿をぶるんぶるん揺らし、大腿筋に意志する。極太い脚が鉄のごとく固くなった。マッスル豪脚が凄まじく硬化する。幾筋もの鋼筋になる。だが、神経に新たな指令を伝達するとメスの筋肉群が柔らかくなる。太脚は柔和な表情を見せた。“女”みたいな脚になった。
そんな柔と剛の遊戯を繰り返す。
「はあぁあッ!!!!」
男みたいな異常筋量の二の腕が力瘤を造山する。女体は馬の後肢みたいな鋼鉄のプロテインを大量に盛り上げ、鉄女は筋肉の祝祭になる。筋肉フェスティバルになる。
ドクンッ!!!ドクウッ!!!
心臓がパンクせよとばかりに血液を送り込む。赤龍の如く全身の静脈が充填され、灼熱の血管が激烈に脈打ち、エレガントな樹皮を怒瘤させ、皮下にエナジーは溶岩の如く火流する。
全身の静脈が鮮烈に怒号した。
筋肉と筋肉が押し合い圧し合いする淫らな美肉はもうダイナマイトだ。
燃える美女が微笑した――
筋肉を見世物にする官能を最高度に愉しんだ。見られる感覚は高々度に愉悦した。
凄まじい筋肉美を――エロスと官能の奇跡を目撃した周囲の女性ビルダー達は、感動で死にかかっている。

ステージサイドで感激する出場者達は、美裸体に「慕出異美瑠」と書かれた手拭いを渡した。マッスルマドンナは美汗を拭く。それも優雅典雅に流れるような美動だった。女達は感涙した。


 * *


そして超子は女性ボディビルの部で優勝し、筋量を落としてフィットネスの部でも優勝した。
エクスタシーの奇跡であった。
「君」
「二重出場はルール違反じゃないか?」

不審を感じた男性ボディービルダーに、超子は声をかられけた。その時、
くぉ!
会場に濡れた快音が響いた。
男性ビルダーの裸体を、妖根が貫いた。
超子の下半身から長々と勃起した、規格外の牝性巨根――
女性陰核の変態超隆起は――
我慢できずに双成してしまった――聖マッスル化の副作用であった――
触手のごとき長大器官が、神秘のくねりと化し、男性の後ろの穴を、神聖陵辱を開始した。
男を掘る。
男のお尻の掘る。
「もう黙って」とばかりに突き挿ったのだ。
アナルに「お黙りマッチョさん」と挿し挿った。
欲望は蠢いた。
更に深く挿し殺した。
マッスルアヌスの凄まじい刺激に、男性ビルダーは軽くショック死した。
陰核が巨大化し雌肉と成って屹然したエロスの戦闘器官だ。
「いわゆるフタナリよ」
マッスルコブラの攻撃性が凶々しくカリ太と化した、凶殺の亀頭部は鬼形状だ。
牝性カウパー氏液を噴く女ヘラクレスの凶器は、男性以上の機能を誇っている。
「神の子ともなれば牝チンポくらい勃つものですわ」
ゼウスの娘らしく神々の変身能力は、地上でマスキュラーな物理変態の超機動と化した。
超子の正体であった。
極度であった。
極度を超えた。
オリンピアのなかのオリンピアは、変態運動を立体起動させ、魅惑は驀進する。
幽玄なる美貌が、牝性妖根はセックスに励んだ。忙しかった。
男子の肛門を陵辱する筋肉美女であった。
「我ながら悪食」
驚愕する筋肉男子に、前立腺マッサージと共に、愛の言葉は降り掛かった。
「あなたも強くなりなさい」
補助戦力にすべく、大量の戦闘性牝精液を噴射し、激励した。
筋肉男子の直腸に凄い粘液が溢れた。
超牝汁は神汁であった。
「出会いは奇跡よ」
数メートルに達した妖根を器用に操り、男尻を抉った。ドバドバ快出した。
「おう!!」
嫐りの極太鞭は飛んだ。
妖しく長飛した。
男性審査員数名のお尻に、愛の証を噴射した。
「あいびっ!!!」
褒賞のごとく愛の太鞭は走り嬲った。男性陣を凄まじく鞭撻した。
コブラ化した亀頭部は、男たちの腸を抉る。
硬く太く強い牝カリは、牡穴に押し挿り、滋味と化した。
滋養が炸裂する。
「そういえば、お聞きしたいことがあるんだけど」
嬲り魅せる異次元エロスは勇液を猛出し、超次元詰問の牝鞭は、男脳にドーパミンを洪水させた。

 * *

その頃――
女学院で美少女は、触手に嬲られようとしていた。
天井から床から、夢魔のごとく出現した触手は、太ましい妖肉パイソンの大群――
異妖なる異界からの使いは、数は優に二百を数えた。
天より白き触手――
地より黒き触手――
どちらも凄まじく太い。
悩ましく濡れた流動は、熱汁を滴らせ、美少女に触れた。乙女の生殖器であった。潤っていた。嬲りは前進した。女液まみれ秘裂は急激に押し拡げられた。牝尻に太き異物は圧迫した。
禍々しく押し挿る妖魔触手は、うら若きメスの姫汁に触雷した。
満ち満ちた。
快楽授与は猛悦した。
美少女は叫んだ。
「お姉様ぁ!!助けてぇえええええぇ!!!!」
だが異変は唇も塞いだ。叫ぶ喉元まで挿り挿った。妖気は充満した。性汁は口唇を潤してゆく。液が流れ毀れる。頬は魔液塗れになる。
妖攻に悶える少女はマッスルウーマンの聖なる救出劇を願っていた――




to be continued



16/4/11 UP

あとがき

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