ふたなりフェチもの

ハニー裁判

はにーさいばん

ひんみり 作
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「あなた、あら、大きいわね。
でも、私とは、較べものにもならないけど。ほらほら、」

ドピュウウウッ!!!!


キューティー・ハニーの御乱行は、人の道を外れる行いであった。
それは壮絶なものであった。
体に埋め込まれた空中元素固定装置を悪用して、何リットルも、いや何十リットル、いいや、何百リットルと放出するのだ。
白い汁を。
白くて濃い汁を。
ハニーは装置を使い、空気中から取り出した元素を、こともあろうに、すべて精液へと変換した。
股間に睾丸(こうがん)を形成し、精子を溜めた。
精液を製造し、貯蔵する器官を造って、ぶら下げた。

その生産力は荒れ狂った。
爆発的だった。
恐るべき量を産出した。
生産したものを、下半身から、そびえ勃たせたモノから、発射した。
それは巨根であった。
恐るべきサイズの爆根だ。
可憐な美少女が、男性器を生やし、勃起させ、そして、射精した。
これがスーパーヒロインの肉体改造能力だった。
油田事故を起こした油井のように、暴噴するハニーの豪チンは、何トンものスペルマを噴き上げた。
きもちよかった。
美少女の股の間から生えた、鉄の如き巨大な肉の極太が、恐るべき量の精を放ちまくった。


さらに、ハニーは自らの肉体を、人並み外れた体に改造した。
触覚を鋭敏化させ、いやらしい体になる。
ただでさえグラマーなのに、元々が狂うほどセクシーなボディの持ち主であったのに――
反応も感度もよりすごい、最強の変態美少女へと華麗な変身を遂げた。


だが少女の欲望は、下半身を男性化させたのみには、とどまらなかった。
さらにもっとと、全身を男性化させた。
そんなことさえできたのだ。
美少女の肉体が、たくましい筋肉で覆われる。
コスチュームの下から、薄い生地を通して、露(あらわ)になった筋肉は、凄すぎる筋肉であった。
鋼(はがね)の如き、いや、鋼鉄以上の、筋肉の逞(たくま)しさだ。
太い。
筋繊維がいっぱい詰まっている。
その姿は、強く美しい。
雄姿であった。
男以上であった。


そして、尻の穴からも、タラタラと粘液を大量に垂れ流し、ハニーは我慢できない様子を周囲に見せていた。
ハニーがアナルから分泌するもの。
腸液であった。第二の愛液であった。
そしてハニーは、前部にある女の裂部からも、盛大に(うしお)を噴出するのだった。
こらえきれずに、ピチピチのエロボディから、新鮮な生美少女汁を放つのだった。
…………
………
……



体内に埋め込まれた、空中元素固定装置を悪用したヒロイン。
ヒーローであるにもかかわらず、人々を救済せず、ただ、ひたすらに、おのれの欲望のためにのみ行動し、快楽を貪(むさぼ)ったこと。
不法に体を改造し、見るも猥褻(わいせつ)な体となったこと。
その行いも、その肉体も、いやらし過ぎる。
いや、その存在自体、すべてが法に反している。

猥褻罪だ。


罪となった。

それら一切合切の罪によって、起訴された正義のヒロイン。
そして裁判所で、法と道義に反したヒロインの裁判が、開廷された。
ハニーの罪が、今、裁かれようとしていた。


被告人席に座らされたハニー。
審議は次々と進み、ハニーは被告人として、裁判官の前へと立った。
だが、しかし、ハニーは凉しい顔。
そして、法廷での審問中、こともあろうに、ハニーは、レオタード・コスチュームの下から、チンチンを生やした!!
裁判長は激怒した!!
「貴様、裁判を冒涜(ぼうとく)する気か!!」

「そうです。こんなバカな裁判、やってらんないもの。オナニーでもしている方がマシよ。」
「ほらほら、見てえ。ハニーのチンチン見てえ。すごいことになってるの もう、さいこうよおお〜」


「何という態度。神聖な法廷で、男性器を勃起させ、しごくとは。 しかも、女のくせに、…………!!!! けしからん!!  貴様!! 尻を、尻を見せなさい!!」

「見せてやるわよ。ハニーの尻はね、こうなってるのよ!!
前の方も、御覧になったら? このエロ裁判長様!!」

「あら、匂いに、我慢できないのね。クラクラきちゃう? うふふ。私もどうかしちゃいそう。自分でも興奮してきちゃった!」


もっと興奮。
その結果が、体に表れ、さらにもっと興奮。
その結果が、さらに体に表れ、もっともっと興奮。

「ああん 好ましい好循環よね。」
「ふわあ〜」


法廷で暴走。
ハニーは、法廷で、その巨根をさらに超絶的な大きさにまで勃起させ、レオタード・コスチュームは、ぶちぶちと音を発てて破られ、内側から生地を引き裂き、メリメリと激しく隆起したそれは、さらに逞しくなった逸物であり、それをハニーは興奮のまま両手でこすった。
素晴らしかった。
蕩ろけそうだと思った。
いくと思った。
みんなの前でいくと思った。

ハニーは恍惚の表情を浮かべながら、裁判所の中で、審判の真っ最中、ついにハニーの肉体は、頂点へと達した。
肉の剛直が、途方もない量の白い汁を、噴き上げた。
白き激流は、天井へと激突し、飛び散った。

居並ぶ人々の頭の上の、てっぺんから、ザーメンが降り注ぐ。
人々の頭上に、祝福するかのように、スペルマが降り注いだ。
みんなザーメンまみれになった。
なにもかもザーメン漬けだ。
法廷が、スペルマのプールへと変わった。
泳げるほどであった。

法廷内に降り注いだその精液の総量は牡象百頭分クラスはあった。
いや、象でも瞬時に失神しそうな量であった。

これほどの力を横溢させても、ハニーは平然としている。
裁判官も、検事も、弁護士も、証人たちも、傍聴人も、ハニーの放った精汁の、凄まじい匂いを吸って、白目を剥き、よがり狂っていた。

「あら、みんな、だらしないのね。口ではでかいこと言っても、」
ハニーは言った。その明るい愛くるしい顔に、微笑(ほほえ)みさえ浮かべながら。

「今日は特別サービス」

「最高のわたしを見せてあげるね。」

「本気、出すよ、」

「はああああっ!!」
「いくうっっっっううっっ!!!!」


ハニーは、限界へと挑んだ。
未だ試したことの無い己の肉体の限界へと挑んだのだ。
ハニーが本気でいった。
全身を怒張させ、全筋肉が膨れあがり、ハニーの中で眠っていた力が、溢れだした。

力が、外に漏れた。
ハニーの中に閉じ込められていた力が外へと出た。
ハニーは、力を爆発させた。
限界以上の力を解放した。
全生命エネルギーを、解き放った。
潜在的に眠っていた力をすべて外へと放出した。
火球と化した。
大地が、空が、爆(は)ぜた。
周囲の土地ごと、吹っ飛んだ。
裁判所の建物も、何もかも、吹き飛ばした。
強すぎる。
パワフルすぎる。
超人であった。
スーパーガールの誕生であった。



巨大爆発が起きた地から、立ち昇った巨大な噴煙が消え、大地が再び陽の光を浴びようとしていた。

ついさっきまで裁判所があった地は、巨大クレーターと化していた。
裁判所の建物はおろか、周囲の街も、完全に消滅していた。
周囲数キロメートル内は、無人の荒野と化していた。焦土であった。
原始時代へと戻っていた。
その風景は、地球上の光景だとは、とても信じられない。
月面のようであった。
大地の恐るべき激変ぶりであった。
ハニーが生んだ荒涼たる風景であった。

水爆が炸裂したに等しい、いや、それ以上の巨大破壊に、都市がひとつ消滅した。
大地は抉(えぐ)られていた。
ハニーによって抉り取られたのだった。
超高熱の放射によって、超高圧の爆風によって、爆発の凄まじい威力によって、地面が削りとられ、蒸発したのだ。
巨大都市がひとつ、気体と化して消えた。
街がひとつ、この地上から掻(か)き消えた。

地を覆っていたものが、吹き飛ばされ、都市という人工物に覆われて隱されていた大地の真の姿が露になった。
人の造ったものに覆い隱されていた大地が、久々に陽の光を浴びた。

音ひとつしない世界。
するのは風の音だけだ。

突如、静寂が破られた。
影ひとつ無い無人の荒野に、起き上がる者があった。
瓦礫の中から、起き上がった者。
それは一人の少女。
ハニーであった。

ハニーは、瓦礫(がれき)を払い除けると、ニコッ と、さわやかに微笑んだ。
パンパンと手で、身体に付いた埃(ほこり)を払い、言った。

ふう。きもちよかった。
また、やろうっと。




end




(追記 『大量殺戮エンドかよ! このハニーはパンサークローより悪者だっ!』 と感じた人はあとがきの方も読んでください。この世界では死人の復活ありなので大丈夫!!というフォロー入れてます。(^^))



08/3/8 UP

あとがき

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