超ふたなりもの

神娘

しぇんにゃん

ひんぐるみりは 作
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太陽系の遥か遠く、その中華風の遊星に降り立った娘。
少女は神の娘だ。対する星獣人は巨体のモンスター。怪物だ。この星に徘徊する低知能な邪鬼魔性の人型巨獣。凶暴な姿を、鈎(かぎ)爪や、伸びた巨大な牙に、背から生えるあまた無数の太い棘に、禍々しく、巨体の全てで威嚇していた。巨獣はこの星で無慈悲な暴君として暴れまくっていた。星のあらゆる生命を迫害し、苦しめていた。

チャイナな娘は全裸。豊かな肉体は、あまりにも無防備だ。
美巨乳もお尻も、肌を守るものが何一つ無く、性器も乳首も肛門も、全開の露出ぶりなのに、笑っている。とてもうれしそうに。凶暴なモンスターを前にして。

巨獣の目が見開いた。驚愕したのだ。
突如、微笑みの娘がふたなったのである!! 眠っていた力を股間へと集中させて、娘は巨根を生やした。一瞬で男性器が盛り出た。もろ出しの肉が局部に妖々と突出する。が、まろび出た男性器は現れるやいなや、一気に勃起する。通常モードから愛を交わす為のマックスな姿に熱く変身する。膨張は僅(わず)か数秒で完了した。隆々とした巨根だ。人の平均サイズより二まわりほども大きい美巨根だ。

娘は目を閉じて高々と右腕を挙げる。伸ばす左手より神の光。
稲妻のごとき激光は、モンスターの性器に向かって放射された。
驚き途惑っている獣人の股間に光が激突する。
神の力が使われた。性器改造だった。巨獣の巨大なぶら下がりは小さく縮んで消失し、局部が撫でるように平らに均(なら)され、なだらかなデルタ地帯と化し、そこに恥丘が盛りあがり、その下に割れ目が一気呵成(かせい)に走り裂部となる。裂する肌肉は深々と凹み込んでゆき、膣腔と子宮が胎内に重く大きく膨らみ、腹の中に牝器官が次々出来てゆく。胎内に牝の内性器群が急造成されてゆく。そして生まれた牝の細胞たちが、うずいてゆく。潤んでゆく。

己が肉体の急変化に混乱しパニックに陥った巨獣の、間合いの内に飛び込んだ娘は、指一本で巨体をぶち倒す。地面が地震の様に揺れて大量の砂埃(すなぼこり)があがった。四肢を天に上げて、レイプして下さいと言わんばかりの体勢で倒れた巨体の、出来たてほやほやの膣口に、巨根を当てがう。衝撃に膣口は丁度いい感じに濡れていた。とろりぬるんでいる。
獣人の局部を、女性器に捻(ねじ)り込む。巨体に牝のペニスが入った。思いきりよく、ぬるぬる侵入した。 挿入は、しかし人レベルのペニスサイズでは、獣人の巨体には少し足りない。膣が大きい。スペースが余っている。これでは満足できない。
娘の顔に笑みが浮かんだ。

奇跡が始まった。神の創出力がそこで使われた。無慈悲にペニスサイズを数倍に増した。挿れたままで。倍々に増してゆく。径を。長さも。形も。威力も。鬼になってゆく。物理法則を無視した超常現象が怪物の膣内で起きた。
神ならではの人外サイズに一気に達してゆく。そのでかさは、「満ち足りる、丁度いい、フィットする」、といったマトモな人レベルの愛情サイズではなかった。人の埒外にある優しさと神意が、無慈悲なまでの巨大さに、豪快な“でかさ”となって現れた。

でかすぎるのだ。無慈悲すぎるのだ。凄すぎた。

内臓が押し退けられ、心臓の直横にまで膣が来ていた。ペニスの膨れあがりに伴って、膣がコンドームのゴムのように薄く伸ばされたのだ。
胴体下から巨大な肉棒塊に突き入れられ、上半身の全てがペニスの形をしているのが判った。外からも一目で判る。巨大な亀頭が獣皮を通してありありと見えた。カリの段差が分かるほど露(あらわ)になっている。いやらしいその形が、途方もない大きさで、無茶なレベルで、神のペニスサイズアップは裂ける寸前の無慈悲な寸止めだった。 巨体のモンスターの上体が潰れかけるほどの、モンスターサイズの超根が、ぶち込まれているのだ。しかもぶち込んでいるのは可憐(かれん)な美少女だ。華奢(きゃしゃ)な本体から、少女の肉体から、本体の数倍の男根が生えているのだ。二つの生命体の、もはやどっちが怪物だかわからない。
腰を使えば、甘く、きつく、揺り動かされる刺激と衝撃。肉が溶け落ち、剥がれる、官能の灼熱。まるで煉獄(れんごく)。

だが超巨大性器が凄まじいレベルで、巨大杭打ち機のように、大型削岩機のように豪快にピストンを打ちまくる。打ち込まれるたびに膣肉は極上の死地となる。さらに鬼のように腰が使われた。いやらしい腰の動きにはローリングや捻り込みさえあった。パワフルな抉(えぐ)りだった。限界を超えた神愛が快楽の巨動となって無間(むげん)に振舞われた。

獣人の体内は快楽の溶鉱炉と化していた。骨は溶け、快美に内臓が無き叫び、全細胞が沸騰するようによがり狂い、超根から放射される淫性オーラの大放出に、快楽で肉の全てが煮立ってゆく。快楽波動の大量放射による肉体破壊は不可逆的なレベルにまで進行していた。もうダメになっている。どうせ死ぬのだ。ならば気持ちよく最後まで死なせてあげる。神少女の慈悲と破壊欲とが急速に高まって本能的衝動は一点に集中する。それは射精。熱く駆け上がってきた轟く濃汁を、思い切りよく放った。凄まじい射精だ。数十リットルの精液が瞬時に放出される。発射は神速。超マッハだった。超音速級の猛射だった。神の娘の射精なのだ。これに耐えられる生命体などこの星には無い。崩れかけの獣体が瞬間的に激しく膨張し、爆発した。白汁と肉片と獣の体液が飛び散る。巨体が勢いよく爆死する。無数の肉塊と化して散ってゆく。これが射精と精液の蕩尽だった。神の猛威だった。ふたなり超少女の威力だった。

きもちいい。
すっきりする。

超根を覆うように、こびりついていた獣の皮と膣肉の残骸を両手でびりびり引き剥がすと、肉汁と肉片と精液にまみれて、巨大な牝性の男根が凄まじく姿を現した。
湯気を立てている。淫液が多量にしたたっている。蛋白と水分と油に潤い、淫らなまでに張りつめる肉の猛りは、命に輝く牝の男性器は、雄叫びを上げているようだった。凄まじい神のエロスを大地に多量に誇っているようだった。
神々しい。余りに神なものだ。人外すぎるその形、そのサイズ、超巨根だ。象も鯨も恐竜さえも無理なサイズだ。彼らに高等知性があれば許しを請い願うだろう。その神聖さにひれ伏すだろう。いや、知性など無くてもきっと本能から畏(おそ)れるだろう。見事な神器だった。破邪顕正の殺戮噴射に、破格の射精行為に、星が震え、空が怯えだ。



しばらくして、爆死して肉を失った獣人の魂を回収すると、復活の神意により、飛散した肉はかき集まり、新たな肉体を一つ造成して、それは愛らしい小さな動物へと姿を変えた。震える魂に新しい肉体をプレゼントし、地へと放してやるのだった。

すでに超根は裸体の中に身を踊るようにして収縮収納されていた。通常体へ姿を戻した娘は、星を撫でるように見つめつつ、爽やかに朗らかに微笑むのだった。




end



06/10/6 UP
06/10/12 一部修正
07/2/20 振り仮名追加
07/2/26 パワーエロスから移設

あとがき

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