でかい乳だった。身を屈ませるたびに、肉の紡錘形が、エロく、やらしく、たわむ。淫らな肉果実だ。柔らかなエロスの曲線美の頂上で、乳首が淫乱な角度で勃ち誇っていた。
美巨乳の下には尻が、丸く大きくいやらしく、ぷりぷりと、量感たっぷりに淫らに揺れている。陶器のような質感の、実に男舌に舐め甲斐を感じさせる尻だ。破廉恥に何の制約も無く盛り上がった、淫乱そのものな尻だ。
二つの淫肉隆起の上と下を、乳と尻の中間線を、ギュッとウエストが勢いよく引き締める。
素晴らしいエロボディだ。肉の美味を視覚で誇っていた。グラマラスなボディの上に、美貌が花開くように咲き輝いていた。
そんな美女の性器が一気に濡れ始めたのである。傍(かたわ)らに居る男の目線のせいだった。いや、男の存在そのものに肉体が勝手に感じ出してしまったのだ。
網膜に映る――その朧(おぼろ)な肌色の塊に焦点が合った。男の裸体であった。舐めるように見上げれば、裸像は高貴な男の顔となって目と目が合う。膣と尻が濡れるほど凄い美男子だ。人間を止めてしまえるほどのハンサムだ。瞳が見つめている。見ないでほしかった。見られただけで死にそうだった。快感で。見つめられる喜びに、それだけでもう女の性器はぐしょぐしょになる。
男の裸体は凄まじい肉体美の極致だ。逞しい男の体から、でかいモノがぶら下がっていた。いや、すでに熱く直立していた。天を仰ぎ、光を弾く、金属質な質感の巨大亀頭が、それより流れる太き肉根、メタルに濡れるエロスの造形は、怒張する血管をバリバリと川のように浮かせて、輝いている。鬼の性器だ。チン○の化物だ。
勃起したままで、抱きしめられる。後ろから。
「ひっ!」
びしと、尻と背中にでかい男性器が押しつけられる。熱い太い長い。ぬるった貼りつきを肌に十全に感じ、尻の割れ目が擦られた。探っている。孔を。狙いをつけられる。性器に。見つけられた。汁で分かったのだ。垂れすぎていたから。体感でも解るほどに。
とろとろに濡れた性器はぬるり、ぬるぬると肉の入口が拡げられて、甘く拡がって、女肉の矩丈(のりたけ)レベルを超え、拡張レベルは凄まじい拡充感へと転じ、恐るべき太さが、超絶の膣性感の甘美は、そのまま牝肉の熱い洞窟へ、入口の感覚を維持したまま、ずるずるずるずる際限無く入ってくる。凄まじき挿入感だ。これが犯られる女肉の醍醐味だ。牝の快楽の、貪(むさぼ)っても貪っても尽きない女の冥利だ。
「ほおおおおおおっ!!!!!!」
貫く。美巨根が美巨尻を。尻が食われた。後ろから奪われた。操(みさお)など処女膜ごと四散する。ひしゃげちぎれ伸びきっている。限度いっぱいにして、快美の素が、膣奥に突き当たる。後背位の姿勢をとらされて、獣のように、ずい!と突き上げられた。奥が持ち上がる。胎内へと伸びる。膣腔が男根に貼りつくようにして伸びきる。素晴らしい肉のフィット感だ。歓びが腰にずんずんいっぱい怒涛(どとう)のように来る。
「ひい!」
骨盤の中に、圧倒的に男の存在感だ。逞しい男の持ち物に、性器に神を感じた。天の意志そのものに犯されているような気さえした。涙が吹きこぼれた。潮が狂い噴いた。凄い男根が膣内を熱く嬲り満たしている。その甘みは、きつく、強い。
それが、引かれた。カリが膣壁周りの肉を全て引っ掛けながら。膣肉を引きちぎるように。凄い快感の爆発に、死ぬと思った。精神を全部持ってかれる。魂は生きながら既にあの世へと、一気に飛んだ。女は肉体の壮絶な快楽沸騰に失神した。
ずりずり ずりゅずりゅ ずるずる …………
ふたたび侵入に、凄い。入ってくる。奥へ。目覚める。覚醒する。うながすのだ。陰核さえも凄まじく嬲りながら、ぐりぐり刺激する凄まじき入り抉りには、慈悲の要素など一ミリも無い。膣が泣いている。愛液がドッと出る。だが男のピストンに手加減も容赦も無かった。さらに溢れる。滲(にじ)むなんてものじゃなかった。死ぬわだった。
「ひ ひいいいい〜〜〜〜」
超格別な、重くきつい往復が数回。泣き叫んだ。恐るべき快美に。全身の毛穴からよがり汗が玉のように狂い噴く。男の指が背を走るように撫でる。練り練りと背肉を愛でてゆく。男根の往復は続いた。早まってゆく。結合は甘いバラードから、きつくハードなものへ、重くへヴィな突きへ、高速モードに、どんどん転じてゆく。
タイトすぎる孔に、引き締まった肉孔に、熱く濡れきった、潤み尽くしの秘部が、素晴らしく突かれた。汁は飛び散る。熱い煮汁の掻き出しが、張り出したカリの威力だ。淫汁にまみれて、感度が凄まじくなってくる。肌が燃えあがり、陰核は更にその勃起度を、限界を超えて増してゆく。美巨根の突きの一撃一撃が死ぬレベルだ。イキまくれる。何百回も。法悦境だった。死にまくれる甘い切腹だ。
「うおおおおお!!!!」
腹の底より咆哮。全裸の叫びだ。肉の介錯が続いている。止まらない。猛る勃起は腹切りな淫乱女の底力を、次々引き出させては誘爆させる、甘々仮死状態の超沸騰だ。
ずちゅずちゅ!!ぬちゃぬちゃ!!!
ぐちゅぐちゅ!!!!
入り抉りの、巨根出入りの、破廉恥な汁音を、男女の結合音を、部屋中にぶち撒けながら、豪快な淫融の合体音は轟き響く。無機質な部屋を淫蕩の灼熱地帯に変える、たぎった生命の煮え沸っする音だ。アクメが天へ向かって口から噴き上がった。牝声のスロットルが飛び散った。
「あぁああ!!いぃいいん!!!
ううぅふ!!おほぉおお!!!!」
女の尻を、腰を、おっぱいを、顔を、牝のよがりを嵐のような愛撫が潰していった。男手が女体を白泥へと変えた。融合は歓喜の大渦と大悟――。
エロスープ飛び散りまくりの、喜びの牝孔から、ずぽ!引き抜かれる。肉の沼から。汁を飛び散らせ、淫らなそれは美腹を走り擦って駆け上がり、美乳の谷をも半ば強引に割って、半死半生の女の上の口へ、男根が突きつけられた。舐め取れと。愛液まみれの、粘液まみれの淫らな美巨根を、しゃぶれと――。
懸命に、咥(くわえ)こんでみる。震える唇と舌で。奥までぬっぽりと。ぬぽぬぽだ。きっとフェラ大好きだ。フェラ好きの女になる。ご奉仕は舌肉のフィットネスだ。舐めしゃぶりの舌運動だ。唇の中が運動場だ。奉仕と被虐の喜びが、絡み合いながら、来る来る。
たっぷり練る。亀頭に、おもいきり吸いつく。歯で挟んで擦った。刺激は凄い。舌はまるで塗り師のごとく、仕上げてゆく唾液の丹念なねぶりだ。
そして男の精が来る。唇に感じる牡の脈動に震えつつ、奮える精の導流孔から、駆け上がってくる熱粘液は、スペルマだ。特濃のカルピスだ。舌に絡む味も濃厚な精液だ。
来た。溢れる。飲みきれない。こぼれた。濡れる美しい唇から、太く濃い筋となって。
喜びの涙。歓喜が噴き上がる。大粒のエロ涙と、涅槃と滅死の笑顔を振り撒いて、もの凄い仮死モードだ。必死で理性を呼び戻す。残り汁も吸ったげる。効くでしょ。凄いでしょ。きもちいいでしょ。頬骨が浮くほど、ちゅう!した。亀頭に、舌が絡みつき、舐めねぶる。カリ全周をつるりと、舌先で器用に刺激する。
だが残り汁を吸いきるどころか、
ドバアッ!!!!!!!!
第二波だ。精液の二次攻撃が来た。余裕気に。余裕たっぷりに。出したばかりだというのに。男の体はセックスの塊だ。凄い。たぎっている。吸い尽くそうにも、こぼれる。多すぎる。
清めることができない。きれいにすることができない。
ぐちゅッ!!!! ドロォッ!!!!
口内を嬲り尽し、大量のザーメンで顔を汚し尽くして、男の巨根は離れた――。
そして、口辱の後、ラストを締めるのは、アナルだった。
お尻を奪われた。入ってきた。太い。張り裂ける。なのに――もっと入ってくる。泣き叫んだ。死に尽しの歓喜は、いいセックスの核爆発であった。百メガトンだった。最強のご褒美だった。
「アヒィいいいいい!!!!!!
ひングゥうううううッ!!!!!!
うンアァッああああ!!!!!!
!!!!!!!!
!!!!!!!!
!!!!!!!!」
狂乱の牝声が濡れ洩れる、淫蕩の嵐の中、名前を、名をまだ聞いていなかった。ゴールから逆算していくようなエロプレイから、セックスからはじまる恋だと勝手に思った。
だが、その名を聞いた途端、真の名、隠された真名(まな)を、知った途端、女は発狂した。
エロスが脳に、一語一語、染み込み、したたる淫名だった。
男は無論、人間ではなかった。神人だった。
人は神の真名を知ってはならない――。なのに知ってしまった。
破戒の極限が、人智を超えた淫罰が、人牝の肉体に無慈悲に炸裂していった。
それから数ヶ月後――。
お花畑デートは――、死の寸前だったのである。
知り過ぎたのだ。神人のことを。その男のことを。
さわやかさを増してゆく世界に一人。十全に蜜を溢れさせた淫女が震え狂っている。
パルス状脳死モードはまだ続いていた。女体の総淫体化だった。
凄過ぎるセックスの快楽に脳神経系を100%完全に破壊されて、お花畑状態はまだ続いていたのだ。
淫語しかしゃべれない重症状態のまま、草原を、勝手に脚が、体だけで、淫らに駆けていった――。