美少女の大きな尻に、それが入った。
いけない――いけない―― それ以上、入っては駄目。
だが快楽の巨波は魂にまでダイナミックに達した。法悦のパルスが少女の精神まで犯し抜いた。
脳が白泥と化した。快美が熱泥となってボディに大量に溢れた。
ああ!効く!すんごい……キモチイイ……
それが触手の威力であった――。
古城――天蓋付きの巨大ベッドの上で、プリンセスは尻を突き出していた。
丸くて大きく白い尻を。脂の乗りきった尻を。ぬめやかな陶器のような質感を誇る娼婦の尻。
いや、美顔はあくまでも幼く、可憐で優美なのに、貌(かお)は高貴高潔な聖少女でありながら、お尻は、もう、どうしようもなく娼婦であり、大人であった。これはアダルトな牝の尻だ。
尻は待っていた。生汁さえ吹き漏らしながら。やんごとなき貴女の尻は――熱く悶え、興奮している。
城の寝室に――、乞い願う姫の体に――、魔が降臨する。
濡れまくった巨大な肉の縄のごとき怪物たち――黒褐色のぬるみ共が、魔性のデバイスが、次々狙いを定めて、震える姫のお尻に、突き挿さった。
粘液まみれの触根が、潤い狂った性器を貫き、姫少女の体を好きなように犯し抜いた。美しい人牝の秘部を、異界の男性根が貪(むさぼ)っていた。
表面をうねうね波立たせ、生命力に溢れた異物が、美少女の尻と性器に食らいつく。
うまそうに、ねぶっている。おいしそうに、媚動している。お尻にかじりついている。
姫尻を貫き動く、その淫らな蠕動(ぜんどう)からは、触手たちの喜びも、たっぷり伝わってくるようだ。
乙女の下の口から、熱い涎(よだれ)汁が飛び散った。
陵辱は性器にとどまらない。両方を求められている。アナルだ。美少女の後ろの穴だ。熱い先端が、桃色の皺の窄(すぼ)まりをノックしていた。いやらしく探っている。夢のような動きで。汁まみれのそれが、肉腔の緊張を揉みほぐしつつ、姫君の肉奥の秘密さえも、今、知ろうとしている。
あ! ああ!!
ずぶ!
肛門から侵入された。細い先端から一気に太く、触根の肉幹が捻(ねじ)るように凄まじく、奥へ奥へ潜り込んでくる。オイリーな分泌液と共に、勢いよく入ってくる。
うおぉ!!!!
太き異肉が女尻に満ち満ちた。直腸が熱い。極上の肛欲に満たされてゆく。私ではない異物がうねくりまくっている。私の腸腔内で。こんなところまで異生物に犯されきったという禁断の感覚。これが異界生物との交合の醍醐味だった。陵辱の充足だった。
心まで犯され、貫かれたのだ。
意図的に締めた。いや本能でも勝手に締まった。肛門で貪ったのだ。これは原始原初の欲望だ。
触根の分泌する多量の熱汁がタラタラと、肛門に性器に腹に美巨乳に、たっぷりと塗り垂れ掛けられ、首も、ちゅる! 顔もぬらぬらぬるぬると、ねぶり上げられ、美貌が猥褻に濡れ照り輝く。
人の腕のような大きな触根が美巨乳をギュッと掴み、締め上げ、練り揉みあげた。実にいやらしい動きで。丹念に無慈悲に縛る。意志を持った縄が。甘美に――姫君を、きつく締め上げた。
はにゃるぅ!!ひみゅるっ!!!!
ひぃぎゅる!!ふぎゅるっ!!!!
おもわず呪文が口から出た。
無意識下レベルから、触手召喚、活性化の秘呪は――危険なトリガーである。
うかつな唱誦は、更なる刺激を、触手たちに与えてしまった。
触根らは、形容し難い超人的な愛撫の動きで応えた。その快楽は筆舌することのできない超絶的な人外異界の法悦。女体に十全に与える、すばらしいテクニックであった。
別次元、異次元の歓びであった。炸裂する法悦に、女肉は骨まで蕩けきった。
触手はさらに入ってはならぬところまで入った。得体の知れぬ魔的改造分泌液に、内臓が快楽の為の器官へと変質する。喜悦の絨毯(じゅうたん)爆撃。女体が死に尽くしてゆく。肉体が少女でなくなってゆく。変態のそれに変わる。
濡れ狂うエロボディは、涙が、性器からアナルから、こぼれるように、飛び散った。
煮汁が、漏れまくる。姫ボディの総失禁だった。
背中から尻、太腿にかけて、更に過剰な喜びが押し寄せて来た。性欲とセックスの歓び。胴部、体幹部を、細めから中太サイズの、大量の触手らに犯されている。埋まっている。
極太万年筆サイズの触手らが数本、直腸内、膣腔内で絡まり、塊のまま強引に嬲り擦って、熱汁と共に、掻き出るように、ひり出る。腸液がぶち撒けられる。
ひぃいぃぃ!!
身を激しく捩(よじ)る肢体。細い触手らは壮絶に女肉を揉んだ。十人ばかりの男手にいっぺんに掴まれたみたいに、凄まじい揉みで、おっぱいを淫らに盛り立ててゆく。ミルクの内圧に、張れあがってゆく。触手から分泌される媚液と強化液が、肌に真珠のように反射する光沢と艶を与えた。極彩色におっぱいが熱く悶えている。
あ! 噴乳する!ミルク出ちゃう!おっぱい噴いちゃう!!
乳腺があまりにもパンパンに張ったために、自分でも判った。母乳が乳首から噴き出ることを、瞬時に悟った!
ぷりゅっ!!ぴゅっ!!どぴゅっ!!どどどどぴゅっ!!!
「ふひいいいっっっ!!!!!!
はあぁあああ〜〜 妊娠してないのに…… 経産婦じゃないのに、初乳が、どばどば出ちゃうよ。ちょ〜〜きもちいい。あたまが白痴(ばか)になっちゃう。 妊婦さんじゃないよ。これじゃわたし変態プリンセスさんだよぉ〜〜!!!!」
噴出される母乳の乳量に、熱に、媚動に、死んでしまいそうになる。イッてしまいそうになる。あの世が見えてしまう。カラダに天国が押し寄せて来て、見えてしまう。
触手指は、突いてきた。姫の性器を。姫のアナルを。媚なる肉の孔を。女のもっとも恥ずべき孔を。あらゆる体孔を潰し埋める勢いで。
さらに、主力の腕型触手二本が、おっぱい嬲りに専念すべく、双乳を鷲掴みにした。
にゅりゅん!みゅりゅん!
ひしゃげ潰れてゆく。触が乳首を、乳輪を弄(いじく)る。
ねぶった。汁まみれの先端で。あらぬものが、乳腺の中にまで入ってきた。
「うおっ!!」ニプルファックだ。天上の歓びを両乳が獲得した。
両乳首に触指を突っ込まれて、快美の波紋は全身へと甘く広がってゆく。
抜けない。咥(くわ)えこんで、太過ぎた。きつい。ぬるみをもってしても。ガッチリ食い込んでいる。
もう、触体である。穴に入ってくる。少女の麗(うら)らかな、いけない穴たちを、全て占拠していた。
牝の穴だ。垂れている。下の口から涎が、更に多量に湧き上がってくる。
「お姫様!!イカないでぇぇ!!」
「姫様!イッてはなりませぬ!!」
「姫!達してはいけません!!」
「姫姉様イッちゃダメ〜〜〜〜!!」
だが従者たちの悲痛な声も届かない。
もう姫は、脳まで犯されている。触手の与える快楽は、常軌を逸していた。
姫君は一匹の淫らな人牝と化していた。頭は人格を失い白泥の熱流となり、爆発的に蕩けている。
責めに合わせて自分から腰を振っている始末だ。
更なる陵辱を願っている。
肉人形となって、一個の淫肉となって、更なる御褒美を欲している。人外の与えし喜びを――
性器を舐められた。ほじくられた。
舌状のエロスは、あらゆる部位にまで達した。壮絶な快楽が発生する。多重多量に快感は貴人の魂をも押し潰す。
触手――人外なるもの。触手系の歓び。歓喜。死に近い。これが絶頂だ。アクメと死とは、お友だちなのだ。
ドプドプドプッ!!!ドクゥッ!!!
白濁に美貌が汚された。
肛門も白濁している。
性器も陰唇もみな白い。膣内にこってりと中出しされたのだ。熱波を体感した。膣内射精の大渦(おおうず)。玉門、陰部から、射精するみたく、どくどくと多量に噴き漏れている。
注がれまくった精汁の、逆噴射的排泄だ。
触系ザーメンの匂いが抜けない。汚され過ぎていた。
もはや姫の高貴な肉体は、精液のたっぷり詰まった媚肉であった――。四肢を縛られた騎乗位は変態の贄(にえ)の腰使いだ。そして――――
…………
…………
…………
…………
濃密な精液の匂いの中、初めて異界の物共に犯された特別な“初夜”を、彼女は思い出した――
快楽の中、記憶はフラッシュバックする。
触手と結ばれたあの日のことを―― 窓辺 木漏れ陽 緑 涼風 沐浴 禊(みそ)ぎ 呪図 儀式 花々の匂い――
人魔結縁の秘術室で、全裸のわたしが蠢いている。身を捻じくねらせている。
彼等が来た。彼等に四肢を絡まれた。淫界の秘術が陰部に集結する。
処女孔だ。膣口をうかがっている。
わたしのセックスを嬲り擦って、濡れ具合を試している。とろろ具合を知ろうとしている。
「ひぎっ!」
すごいものが、初体験に、侵入してきた。人外なサイズである。あまりの太さに、膣が耐えきれるのかと怯(おび)えた。熱く濡れたものに、肉腔が押し広げられる。
入ってくる。異界の陵辱からはもう逃れることはできない。もう犯されるしかないのだ。喘ぐしかないのだ。覚悟した。
処女なのに、あそこの濡れ具合は申し分なかった。ここがセックスだった。性器だった。ずぶ と、入った。ぬかるみに、肉の沼に。
あふう!!
その瞬間、覚醒した。
被虐は、抑えることができない嬌声となって、牝声は、唾液と共に口内に爆発して溢れた。いや、噴いた。唇から太い線となって涎が熱く垂れてゆく。鬼のような快美であった。快楽は凄まじかった。性器が死んでゆく。女冥利の塊と化して死んでゆく。
セックスで牝を縛るのだ。快楽が拘束具であった。
あとは理性を失うだけ。そしてわたしは死となる。生きながら死を獲得する。
触手のプリンセスとなる未来が、ビジョンが、意識上に、凄まじく広がり、鮮烈に、知覚できた。
数十年分の未来を、一気に体感したのである――
今日、この日のことも。今のこの瞬間も!
「許して!許して!許してぇぇぇ〜〜!!!!」
だが、濡れ叫ぶ口を、でか太い触根が塞いだ。流し込まれる大量のイニシエーション液――
その薬効は――
姫の爆発的な淫巫女化であった――さらに燃えるように熱く、未来予知の力を、過剰に得たのだった。