パワーエロスシリーズ

吸精鬼――脂肪遊戯

きゅうせいき――しぼうゆうぎ

ひんみり 作
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* プロローグ *

校舎であった。
四階建ての校舎に、異妖と異空が満ちている。
エロスの魔空間が、二時間前に出現した、淫なる結界は、地上に得体の知れぬ肉色の淫風を撒いた。
妖魔が、学び舎を一階から四階まで、占拠した。
好色が滾(たぎ)っていた。
桃源臭が漏れている。

魔に魅入られた学校は、愛欲地獄の顕現だ―― 彼が、少年が挑もうとしている。
破魔せよ――
退魔の一族の末裔の宿命だった。
「脱ぎます」
脱ぎ捨てた。制服を。
学舎の入り口に、下着まで優等生らしく順序正しく床に畳み、衣服は清純に置かれた。
正常と学生服に、少年は別れを告げ、全裸を晒し、肉体美が魔空の蜜に吸い込まれてゆく。
頼れるものは己の鍛え上げられた肉体だけであった。
精力が漲った――
決意に、男の立体美が前方へ急激に膨れる。雄大なサイズが、魔戦の予兆にぶるん!と震えた。


* 一階 *

多目的教室のカーテンの向こうに桃色の悩ましい女声が満ちている。
扉を開き、飛び込んできた。
アドレナリンが燃えるような肉色の絶景。
牝。
全裸の肉美少女。
四十体もいた。
吸精鬼――
金髪碧眼の妖鬼は、女淫魔の美少女たち、爆乳ばかりだ。
揺れる肉感は、視覚いっぱいに、悩ましすぎる淫景。
肉肌は、生命力に熱く燃え、エクスタシーの狂宴が匂っている。黄金色の性臭だ。
美しく濡れた瞳から、愛液状の涙を零す、凄まじい美貌――
愛欲を湛える双眸は、ブロンドの媚を憤激した。
おっぱいは膨れに膨れ、彼女達を造った創造主の趣味を表していた。
巨乳に爆乳であった。
超乳に近い破廉恥な揺れを、乳脂肪の媚塊が、怒張した乳腺が、饒舌な揺動を繰り返している。
美しき娘達から、勃ち上がる爆乳群は、濃密にバウンドした。
媚感が揺れる。
少女自らの指が、乳房へと走る。
乳肉を楽器みたく女指が弾くと、変態的に振動が走る。重そうに震えた波だった。
「エロスのバイオリンよ」
「オッパイパワーよ! ねえ埋めて、溺れて、窒息して」
「なまいきオッパイで殺してあげるわ!」
「エッチで昇天させてあげる!」
美少女達は笑顔を煌(きらめ)かせ、官能の進軍を開始する。
傲慢なる美肢体が、前列がクルリと向きを変える。
逞しいお尻が、こっちへと振り向く。
「愛のお尻よ」
「お兄さま、窒息して」
「ご褒美部位よ、濡れてるわ!」
胴は蜂のように括れ、尻と太腿は曲線美の爆弾だ。
肉色満天の総覧に、エロスが騒乱する。アニマが煌く。
「ウチのボディをもっと御覧なさいませ」
「もっと奥まで見て」
「さあ、さっさとブチ込んで。心停止してくださいな」
淫魔娘たちが、少年を挑発する。
紅色のフードを被った照明燈は、桃色の肉尻群を灼いていた。
媚に剥けた女尻が、紅蓮の悩殺ビームを、多目的ルームに散乱した。
「来なさい」
「おいしいわよ」
「吸い殺してあげるわ」
対戦――
性欲が強い。
性欲なら凄まじい。
淫龍の血を引く少年――
魔少女たちの媚の挑発に、性欲の塊と化してゆく。
勃つ。
勃ちまくる。
牡度を上げてゆく。
だが、相手は吸い尽くすつもりだ。
男根は一本。
オーラで悩殺出来る媚少年ではあったが、龍の根、魔根を持つ少年とはいえ、四十体もの魔少女達の、悩ましきエロス侵攻に耐えられるか、不明であった。
行くしかない――
決心し、逞しき雄肉は、怒張した。
一体の雌尻を掴んで突く。
ぐさり
快楽の蜜孔に進入し雄根は漲った。
ずぶり……
ぬるぬるの挿入感は妖しく窄まる。
「死亡しろ」
極太い一撃が、性感の一突きが、女体を沈めた。
「イッたか?」
いや、美貌は呻いた。
「あん!」
ぬるり!
美少女は復活した。淫らに再起動した。微笑みと共に膣汁はドッと出た。腸汁もアナルに浮き出る。雌汁は健康的に絡む。
「ならば、」
体感のツボを一気に突く。魔少女は悲鳴をあげた。
肉体美が淫湯を破した。
だが、多勢に無勢――女体美が洪水のように襲い来る。
多重に淫臭の渦が、牝脂の触感が男体を巻く。
「おほほ」
「うふふ」
「あはは」
男の肉体美に、女体軍団の多重刺激が、柔らかな淫肉トロフィーの体軍が、猛攻する。
淫汁塗れの快楽運動が、逞しき一人の美少年を、媚臭が洗う。
まるで人魚の美手の愛撫か、少年漁夫をしごき殺そうとする。
女軍人の性拷問のように媚筋が、とろとろの媚唇が、濃密なる口戯を発揮し、いやらしく慰撫する。
無数の媚舌は一体の男子を責め抜いた。
法悦の無遠慮は、凄まじく舐め吸う。
余裕でカウパー氏液は、美少女の喉に飛び込んで逝った。
女悦にちゅうちゅう吸われる。鉄根のプライドから、美少年汁が熱水のように垂れ、壊れた蛇口だ。
「死亡するわね」
「お迎え汁プレゼントしてあげますね」
顔面に生殖器が載った。肉尻が乗った。太腿が挟む。愛液が浴びせ掛けられた。美少女の聖汁だ。
「尽くしますわ」
「尽くすタイプなの」
無論、尽くすといっても、
「吸い尽くしですわ。精も魂も。カラになるまで」
「死んで」
「死んで」
「死んで」
桃色の淫肉攻勢は次々襲来した。
「エッチすぎるぞ、おめえら」
だが、美男子のクレームを無視し、一心不乱に舐めしゃぶる。紅い唇に雄肉は沈む。唾液塗れの熱い吐息が肉と化す。頭脳は泡と化し沸騰する――はずであった。
だが、
「ドラゴンボール」
何気なく、呟く。
「おめえらスーパーサイヤ人って知ってるか?」
そう言うやいなや、もう、彼のボディが、光り輝きはじめる。
「そういうもんだ。あれのエッチなバージョンだ」
美肌が黄金色のオーラに爆裂した。生命力が燃えたぎり発光した。凄まじいパワーに包まれた。
「てめえら、死ね」
美少女部隊に発狂が生じた。狂乱だった。
愛の死刑宣告が美少女達を官能溶解させる。
「ひぃ!!!」
法悦の熱帯が誕生した。淫指が神々しき動きを魅せた。
淫肉搾りの開始だった。
牝ボディから淫汁を搾り出してゆく。
御褒美が炸裂した。
愛の健康美は肉体を好ましく快楽炸裂させた。
「それっ、一番搾りだ」
淫肉搾りのアナルが窄まった。膣腔も狭窄する。膣汁だ。腸汁まみれのアナルが決壊した。前の孔も壊れた。アイドル級の美ボディが破淫する。
「まあ死ね」
指が尻々に襲う。
開き、締まる。
桃色のエロスは破声絶叫し、桃源の淫汁を軋ませ、肉美汁を噴く。
虹の夢幻に、淫肉が沈む。
だが、母乳タンクは、80もある。
「そぉれ!」
「ああっ!」
「あひい!!」
「ひぎいいっ!!!!」
双乳を弄い尽くす猛導が、凄まじい媚の雷撃が、女体美を襲った。
絶感が走る!
猛速の指さばきは、超魔の造りしエロスの肉人形が、次々陥落した。
思いきり女を吸い尽くす。肉々は震えた。
愛と官能の肉袋と化した魔少女達の痴態だった。
空気さえ悶えそうな、超淫の媚攻は、数分後――

雄姿する少年の立像と、悶える40体の肉失神となって、性宴は収束した。
エロスのロードを踏破し、40体の美肉を制覇した。
媚指と鉄根を肉孔より引き抜く。性交粘汁がドバドバ垂れ出る。
ぬう! と鎌首をもたげると、勝利の証明のごとく、雄液は飛んだ。
少女肉の群れに向かって、白濁液は逞しく四度飛翔した。雄大なる外出しであった。
ザーメン臭が燃料のごとく匂う。
更にリーダーらしき美少女の隊長肉に再挿入し、しっかり犯し潰す。腰をひねり、美少年は凄まじく三度中出しをした。スペルマが膣底に粘り溢れた。

一の教室が陥落した。
美少女吸精隊を落とした。
ザーメン地獄と化した多目的教室で、痙攣失神する雌肉共に別れを告げ、少年は、二階の教室へと向かう――



* 二階 *

二階は―― 蠱惑の罠が、もう匂っていた。
「ひどいことになりそうだ」
淫なる予感に、少年がつぶやく。上階も、そっちも淫臭に匂っている。

「おじゃましまーす」
「いらっしゃお」
エロスが返答した。
女声の主は、猛々しき牝馬であった。
とんでもない牝だ。
四肢はでかい。
大女にもほどがある。
湿潤な三角地帯は、雌裂部は、いやらしく窄まっている。
愛の秘裂は、変態の縮動をリピートしていた。
媚肉の快楽細胞が詰まった肉質肉感が、下の口が愛液を零す。
身長は2メートルを優に超えていそうであった。
「二百八十センチよお!」
「目方は一トンよお!」

陽気に答えた。
馬であった。馬である。
ボディビルディングに牝筋牝脂が膨れ狂った異形の女巨人であった。
「牝馬の逞しくデッカイお尻に、あなたのドデカいチ○ポ、インしてお!」
「舐め殺してあげるお!」

牝馬の舌が伸びた。変態の動きであった。唾液が糸を引く。舌先から粘り光る。
変態汁の乱れる淫肉料理を、喰らい尽くせ、吸い尽くせであった。
「フルコースお!」
「馬並みだお!」

「発狂してお!」
熱く濡れた淫孔玉門を、逞しい肉根が斬り拓いた。斬鉄の超根は――
太過ぎる弄いが、悩ましい隆起が、しゅう と、蜜の詰まった錯乱ミートに、美肉の狂乱を切り裂く名刀が、一閃が唸る。
「ぬぅうん!」
王者の風格は、膣肉を豪快が抉り抜いた。超激の愛が貫く。男性器の往快は、性力の炸裂であった。
キングス・バットが、ドッグスタイルが業体を衝く。膣抉りが、巨大女体美を直撃した。
そして、いきなり、射精であった。
ドバアアアァァアァッ!!!!
大量の精が匂った。
「どうして?どうして?こんなに出るのお??」
疑問が昂然とした。激闘にペニスは屹然し、屹立は、二答した。
ドババアアァッ!!!!
快答は次噴する。
馬頭筋は破裂した。
馬乳は炸裂した。
馬脂が悶えた。
「オオッ!?」
豊潤なる射精であった。
肉体美は転戦する。孔巡りは、指二本、孔を抉った。
「アウゥオオッ?!」
官能の重量級は猥褻サウンドを濃厚に撒き散らす。
「ソイヤッ!!」
淫音は弛緩は呼んだ。痴呆の美貌と化す。白痴の粘りと化す。
「ほぉれ」
「オ゛オ゛オ゛ッ!!!」
牝馬肉の沼を突く。淫火が発火し、雌肉は濃密発狂した。陵辱の嬌声が虚空に爆散する。
「せいやッ!!」
「アイエエエエエエエエッ!!!!!!」
DoooooooooooN!!!!!!
巨体が快絶する。
ヨガり倒した。
馬女を仕留めると、肉体美は凶殺の鉄根を引き抜いた。
どぷうううううぅ!!!!!!
円やかなメタリック亀頭部は、超人的なエロスに光っている。
魔少年の対魔の巨大男根は、まだだとばかりに、媚根は輝きを猛り魅せた。



* 三階 *

淫風漂う階段を、少年は足どりも軽く昇った。
男根は、今までの連戦など知らぬように猛隆し、快気は、凄まじく揺れている。絶倫であった。
「お次はと、どれどれ」
三階の妖風は―― 妖女は牛女であった。
こいつもでかい。
おっぱいが巨大過ぎるため、体のほとんどが乳脂肪だ。乳房の神と化し君臨する、超肉体だった。超乳体であった。
凄まじく凄まじい。体重五トンにも達する。
「ほとんどオッパイじゃねえか」
「そうよ、おっぱいデブよ」
おっぱいデブは答えた。
乳肉は回答した。
おっぱい星人にはたまらない爆発的な肉の絶景を揺らし、乳蜜滴る、超景は、
「はう、あう」
と、規格外に喘いだ。
「化け物ばかりだな。エッチなオバケ屋敷だ」
超巨大乳が蠢くと、あまりの高重量に教室の床が悲鳴が発てて軋み、床が抜けそうであった。
重々しく怪奇な牛体が、怪異な女乳を浴びせかけた。プールができる乳量だ。沐浴ができそうだ。
「あう」
母乳プールを爆発的に溢れさせた。
(乳臭で狂わせるつもりだ 止めねば……)
少年は超乳体を押し倒し、シックスナインの体勢が乗乳する。乳噴を止めるべく、おもいきり両腕を沈潜する!
面白いように乳肉に侵攻する。脂肪の海に沈む男腕に、雌脂の熱い未知未到が怒濤する。四方八方から乳肉流動の異常触感が襲いかかる!
膣口に頭部を突っ込む。膣汁が降り掛かる!
上からは犯罪のように乳汁が振り掛かる!
熱いミルクシャワーだ。
「そう、おっぱい女よ」
「あたくしの乳の臭いを嗅いで、赤ちゃんに戻るのよ」

この甘い乳臭には、幼児に戻す作用がある。魔乳の威力だ。
「そうかい」
だが、子宮口を舐めていた男子は、顔を膣孔より引き抜き、言った。
「おまえが赤ちゃんになれ」
反抗が始まった。龍の一族は、母をもヨガらす典雅の指戯を、母性破戒の絶技を巨大乳体に、攻指した。
「そぉれ」
乳首を挟む。巨大乳首を弄う。滑らかな絶品感覚が乳首肌を走る!
快走する!怪悦する! リズミカルな巧技が、敏感乳首をヨガらせた。
「あぶるう!ひぶるう!」
「うるへえ、この淫肉乳饅頭が!!」
「うひいぃいいいぃ!!!!」
悲鳴とも嬌声ともつかぬ悩ましい奇声をニ発すると、美乳肉の塊は、ムクムク盛り上がり、びん!と、勃ち上がった。
怒濤の怒張が乳腺に張り詰め、血流体液が流れ込み、勃起しまくり、二本の巨大乳首が、盛りに盛り、腕立て伏せみたく、床に直立し、衝く。
巨大乳首が勃つ。超乳体は官能的に立ち上がった!
乳肉の起立動であった。
片方の巨大乳首がずい!と前へと出る。器用にバランスをとりながら、超々乳は超進化の二足歩行を披露した。
「こいつは変態だな」
ウニやナマコやヒトデなどの棘皮動物には“水管”という器官がある。“管足”ともいう。それで移動を可能とする。牛女の巨大乳腺もモロに“それ”と化していた。
奇態な進化を遂げた超乳女の、いかれた究極二足歩行ぶりに、少年は少し呆れた。
超乳歩行を成し遂げ、乳肉塊は、教室の窓際にゴールした。
ゴールへ辿り着いた。
窓ガラスの向こうには、常識が満ちている。
桃色遊戯は、乳戯は重量に、降り懸かる自重に潰れそうになり、ピンク色の悲鳴を怪噴した。
「はひぃいいいぃぃいいぃ!!!!」
奮える超乳体は、自分への御褒美とばかりに、破戒のごとく、乳汁を爆噴させた。
どばぁあああぁああぁあぁっ!!!!!!!!
床にイスに机に、とんでもない量の母乳が拡がる。
妖乳は猛り溢れた。
「もったいねえな。オレに吸わせろ」
「ひい!!」
鉄拳が乳饅体を引っくり返し、美男子の唇が巨大乳首に舐め触れると、異妖なる吸乳が始まった。
物理法則を超え美少年の胃腸へ大量のミルクが納まってゆく。見よ、牛女の乳がみるみる縮み、貧乳化する。
もう片方の乳首も超人少年に接吻され、魔接吻はミラクルを引き起こし、快唇の飲乳は鯨飲した。
「栄養補給だ」
「ひぎいぃ!!」
エナジーを全部吸乳され、双乳ともフラットとなった牛女の産乳ボディは、母乳塗れの哀歌を歌い放って失神した。
「ばぶぅ!!」
「乳児になったのはおまえの方だったな」
「はぁい!!」
魔性の吸乳が完了した。
スレンダーな筋肉質男性に収まった、質量保存則を超えた妖異の物理法則は、魔の秩序であった。
牛女はノックダウンした。
少年が乳脂肪対戦に勝利した。
妖魔の乳を大量に吸い、魔龍の美少年は、いちじるしくパワーアップを遂げている。
凄まじい美母乳チャージは、栄養補給であった。



* 四階 *

四階――
教室の中に、一体の粘っこい淫肉体が蠢く。
乳がある。尻がある。
腕があった。脚があった。
スライム女であった。美女に変態しようとしていた。
「もうバケモノばかりだな」
ぬるぬる……ぐちゅぐちゅ……
「学園がお化け屋敷状態だ」
校舎は、学び舎は、妖異化の極みと化していた。
感慨する彼に、お尻を襲った超流動は、スライム女の触手が、悩ましく弄う。
「あなたの中で、オホホ、犯してあげ……ヒィ!」
「ヒィじゃねえよ」
スライム女は、迂闊に魔少年のアナルに侵入した罰とばかりに、彼の体内のオーラを浴びて、一度快楽性ショック失神した。
肉と唾液の混じり合った微熱は、トロトロのスライム美女の熱だ。
「オホ……」
ぎしっ……みちっ……むちっ……
ほどよく甦った。
ギチュグチュヴチュ……
溶けかけのキスを、蕩ける接吻を、愛の標的に、お見舞いする。
放熱の美貌がキスしながら、同時に下半身が、妖しき半透明の、熱い肉流動が、彼の男根目掛け襲いかかった。
凄まじい力で男根を弄い尽くす。舐めしゃぶる。まるでエロスの意志を持った溶岩だ。
「大サービスよ。わたしから逃げられない。全身の毛穴から、愛してあげますわ。オホホ」
粘体は変形し、彼の肌を舐め包んでゆく。
大量の愛汁が出る。
粘る液体美女から、淫汁の熱水であった。
「ほれ、ほれ、オホホ、オホホ」
底が抜けるような美肉塊の悶えは、スライム女の腕が落ちた。巨乳が溶解する。美尻が崩落する。
淫肉が震え、腹筋が喚き、背筋が蕩け、女汁を撒き散らし、熱量は、超常の謝肉祭だ。
ぐちょォぐちょぉぐちょォ…… ぬるゥぬるぅぬるゥ……
彼を包んでゆく。
龍の少年を包んでゆく。
スライム美女の抱擁は、頭の髪先から、足の爪先まで、肉饅頭の包饅であった。
美少年の全身を包んだ、凄まじい窒息プレイは、彼を包む全身キスと成り、全身愛撫が洗礼する。
だが、
「死んでろ」
聖少年の精液が一撃した。
白き聖弾の一礼は――
スライム女は、精液を喰らって、快楽崩壊した。床に拡がる粘塊は、昂奮の坩堝と化した。
殺戮にも近い退魔の精液が、更に噴き上がった。
「ホメハメヒgiアヒァ☆※★ッ?!?!」
聖根から二礼、三礼が追撃される。
ドバアァァァァッ!!!!!!
スライム女は快楽爆発した。液体美女が飛び散った。後に残った赤銅の筋肉裸像は、逞しき美少年の聖なる肉根の輝きであった。



* 五階 屋上 最終決戦 *

ついに最上階へと達した。
聖戦は、屋上。
異界へと接し、空間が歪んでいる。
淫臭が超人美男子の肉を軋ませる。
魔が出現していた。
淫夢が具現化すれば、こうなるのであろう。
生殖に輝く。
淫聖が匂っている。
性の神殿。
今宵の捧物、生贄は――超人男子であった。
「この学校は四階建てだぜ」
問いに美声が応える。
「愚かな学園に、ふさわしい歪みであろう」
妖異を引き起こした鬼巫女であった。
屋上への階段に所々に倒れ転げた人体は、数時間前に、異変の探索に来た男性教員らの失神体だ。
精汁を股間を白く粘つかせ、快楽失神している。
遺体に近い。
まるで死体であった。
女性教員まで、生殖器から性汁を垂れ流しにし、愛液を爆発失禁し、ヨガリ斃れている。
生きながら死亡している。
通常の人間では耐えきれないエクスタシーのせいだ。肉の惨劇を引き起こした。
妖美女は、凄まじい性を、妖愛の捕食器官は、超多淫の香を、激噴した。
「来たぜ。エロ鬼女さんよ」
メインディッシュは招聘した。発生原因は招く。
「超快楽の都よ。気持ちのいい悪徳よ。いいものよ」
「性悪女を成敗せにゃならん」
「役得ね。早く姦り殺して」
エロスの女神は凄まじい。
女王は、統べている。
「エッチすぎて、あたまがおかしい」
劇体劇肉のクイーンは、超美肉であった。
生殖孔は凄まじく蠢いた。
熱孔は神々しく淫汁を噴き、清純なる愛液を、聖女の媚臭を嗅いだだけで、常人が性的発狂を遂げるのは、必然だった。
吸精地帯にミイラが転がる。ボロのように吸い尽くされた級友達が見える。淫魔の跋扈に、性戦に斃れた戦友達の肢体であった。
それほどのエロスが、たった一体の肉体に注ぐ。
妖女が宙を飛んだ。
雌雄を決すべく――
激突したのは妖女の美尻であった。女神の生殖器が彼の顔面に載った。女神肉が襲った。
「あう」
「ほれ、どうじゃ、わが愛液に民一万が狂いよった」
女神の愛液が迸る。
ぬるぬるぅ……
「美味いぞ。こいつは、たまんねえな」
「回春の淫汁ぞ、うひひ」
180度クルリと向きを変える。
美貌が襲った。
美唇のディープキスは超絶の侵攻であった。
妖女の唾液が彼の内臓を元気にした。
「ほれ、それ」
ぬるぬるの女体は、また向きを変え、少年の股間に聳える巨大ペニスを平然と呑み込み、いやらしく尖塔を弄って、熱く悩ましく、絞め搾ってゆく。
魔性の媚沼の猛攻に、たまらず、少年は射精した。
ドバドバァドバァ……!!!!
一度に体液が二リットルも吸い取られた。
「おぉ!いっぱい出た!」
「うひひ」
妖女の喜悦が洩れる。だが、
「もっと出していいか?」
「!?」
「本気出していいか?」
少年の肉体は全身から黄金の激光を放った。
超少年はエロスのスーパーサイヤ人状態の激光のスパークと化した。
光り輝くエロスが、2倍、3倍とパワーが膨れ狂ってゆく――!!
光噴はオーラと殺気を宣言する。
「十全と願いを叶えな」
光撃の愛撫が肉の峰々を突っ走り、捏ね繰り殺す。
超愛のセックス・クイーンが発狂を遂げた。
狂乱のごとく、熱く濡れた肥厚な粘膜が、多重に彼を包んだ。
だが、愛が凄まじく達した。
媚肉塊の中心でエロスのコアが神々しく巨鞭をふるう。
妖愛の中心が超新星爆発を遂げた。愛の破裂だった。官能が破水し、無数の輝きは淫なる熱媚肉と化し、飛び散った。


* エピローグ *


一階から40体の吸精美少女偵察隊が、階段を昇った。
上階での淫戦音を、聴いたからであった。
すでに熄んでいた。
裸足の少女たちが、五階へと達した時――
屋上は淫光が渦を巻いていた。
何であろう、鬼巫女は肉塊と化し、超常の肉と化し、コンクリート床上に、悶えぶっ倒れている。
淫戦の凄まじさを理解する視覚と聴覚に、美肉の陶然とする音。
淫蜜の善、愛の悲鳴が聞こえた。
艶やかな肉球は、快楽行の蜜を吐いた。
超然を噴いた。
淫肉は悉皆した。
視界いっぱいに熱き淫汁は弛緩する、女淫肉菩薩は緊張する。
「御前よ」
少年の裸身が、肉根を突き挿している。
また――であった。
豪根がダイナミックに、いやらしく捏ねた。
魔根を突っ込んで、凄まじい口ぶりに、あやかしは泣き濡れ、喜悦する――
超牝脂肪が、超快楽運動が、超美肉体が、エロスの狂神の絶景だった。
「何トン欲しい?」
「マスター きもちいい いっぱいください……」
超男子は、大砲のごとく放った。
ドドドドドオオオドバアアアアアアァ!!!!!
数トンもの精量が乱射された。
「HOAAAAH!!!!!!!!!!!」
女神肉は飛び散った。
退魔の射精は果たし終えた。
逞しき根を抜き、女神を犯し潰した性撃は、龍少年の雄姿であった。
妖感は、校舎に悩ましき色彩を放った。激昂であった。

吸精美少女たちは、生けるエロスの神像に殺到した。
超美少年の肢体を舐め廻した。
フェラチオは巧すぎた。しゃぶり抜く奉納弄いが、舞い上がる。ブロンド美顔が、参上する。
「巧いでしょ!!性育の成果ですわ!!」
「お兄サマはお姉サマに」
「わたくしたちのお姉様になって」
「おにいさまはぁ〜」
「あねさまになってくださぁい!」
カオス・プリンスは、しゃぶるプリンセスたちに、甘く返事をした。
「ああ」
唇を塞いだのは舌であった。
唾汁を絡ませ、感動に奮える美貌は、一心不乱に舐り抜いた。
キャッキャッと好色なる妙声が満ちる。
幾多の失神と快復を繰り返し、歓びの熱宴も数時間が過ぎし頃、彼が消失していた。
そして、
吸精美少女たちは、自分たちが、41人になっていることに驚愕した。




to be continued


15/5/5 UP 15/11/22 二階、馬女の箇所を三ヶ所ほど微修正

あとがき

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