パワーエロスシリーズ

ぬばたまっ!――星巫女・淫肉セカイ系

ぬばたまっ!――ほしみこ・いんにくせかいけい

ひんぐるみりは 作
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星の巫女であった。
宇宙の外れで、辺境の星に、一人、修する美少女巫女の、悩ましき肉の猛りは――それは淫儀であった。

聖衣に身を包み、聖具を纏(まと)った、純潔処女の肉体美は――。
高貴な美貌の下で、何かに抗(あらが)うような、熱い肉体のさざめき――蠢(うごめ)きは、まるで贄(にえ)であった。

そして聖台の上で、自らを縛った。
四肢を金属の拘束具にカチリと嵌(は)めた。
六芒呪図の上で神力のすべてを求める娘の体に――神が降ってきた。
星神であった。
邪であり、聖である、この星に潜む、太古よりの美獣神
聖邪の、どちらでもあり、どちらでもなかった。

人の目には、神の御姿は筋肉隆々の男性神である。
極彩色の肌には、筋肉にも、神秘の美顔にも、混沌たる美獣の精力と神力とが、混然と輝き、渦巻いている。ただただ――たくましすぎた。視覚だけでなく、精神でも知覚できた。恐るべき霊力の圧倒的な、桁違いなエネルギーの流塊を。

神の来訪と接近とともに、巫女の装束(しょうぞく)がビリビリ張り裂けた。神力に触れて生地が、燃え溶け、千切れてゆく。雪のような肌が、ぷりぷりの若々しい巫女の清らかな裸身が、乳が尻が露出してゆく。たちまちのうちに、あられもない半裸の姿となる。

星の聖泉で禊(みそぎ)を済ませた裸体は、処女肉とは思えぬ豊かな張りがあった。圧倒の量感を、娼婦のごとき淫らな肉体を、揺すった。重そうな乳を。大きな尻を。健康的な太ももを。
むちむちの肉たちは、ぷるんぷるん!と、たくましくダイナミックに揺れ躍った。
それは神に捧げる肉感であった。

神のすべてを求める娘は――たまらなく貪欲だ。
拒(こば)まない。もう――禁は解かれた。いや、抉(こ)じ開けられる。貪欲なのは神も同じだった。

その女体を、影とも光ともつかぬものが包んだ。
清純なる乙女の肢体を神の巨体が濃雲のように覆った。
ぬめぬめと肌と肌とが密着する。むにゅり!と双乳が潰れてゆく。美巨乳が押し広げられ、肉のプレスにハミ出してゆく。肉体の隅々を、男が女を、埋(うづ)めるように――濡れ熱する牝の性孔に、神の逸物の先端が、あらぬ処まで、遠慮も仮借も無く、神遠なる意志を秘めた巨大男性根が、おびただしい蜜と汁に溢れた女性器を、挿し貫いた。

ああ!!

神根は――その強張(こわば)りは――凄い。入ってくる。太い。強い。長い。
張る! 張るわ! 膨れあがる! 人には――きつい。きつすぎる!

うんふっ!!はわあ!あぁんああ〜〜〜〜!!!!

官能の熱いたぎりが媚声となって、大きく開いた唇から、狂乱のごとく洩れ噴いた。
静謐(せいひつ)なる肉の矛だ。巫女は手を延ばし、巨大な袋を掴み揉み揉みする。こっちもでっかい。たっぷりとしている。重い。王者の風情(ふぜい)が感触に有った。ごりごりしている。蠕動(ぜんどう)している。淫らに凄まじく蠢いている。

いい……

女の指がピアノを弄(いじく)るみたいに神の肌を這ってゆく。神根を掴(つか)む。握り締める。いや、片手では到底掴み切れない。太すぎるのだ。

ぐん!!

神との交合、セックス――微笑み。神愛が炸裂した。

神の無慈悲なる意志が、そこで発現された。径を、長さを、倍に、ひとまわり上のサイズに増したのだ。チン○が膨れあがった。マ○コが張り裂けた。全知覚が、膣腔になったかのような勢いで、膣が亀頭に貼りつく。膣壁が愛液を狂い噴いた。

動かさないで! わたし、死んじゃう!!

だが巨根は無慈悲に抉(えぐ)り引かれた。入口まで戻る。入口を舐るように巨大亀頭が擦る。隆々と勃起した陰核を何度も嬲り、死ぬほど強く刺激し、女をたっぷりと喜悦させ、ひいひいよがらせた後、潤み狂った膣口に再突入する。熱汁を溢れさせた灼熱の牝の鍾乳洞に、泣く様に濡れ熱する女肉の洞窟に、汁まみれの膣腔に、巨大すぎる男性根が突っ込んでくる。神の御技に、容赦も仮借も無かった。極上の巨根を、ぬるぬるの洪水の中に挿れられた。牝淫水の泉に、入ってくる。性器に入ってくる。
まるで脳を直に嬲られているに等しい、凄まじい陵辱感覚に、体中の細胞が絶叫し、発狂してゆく。 体感は全世界に犯されているに等しい究極の快美だ。
おお! この星がわたしを犯しているのだ。星の意志がわたしの肉を犯しまくっているのだ。
これが巫女の陵辱だ。

星が嬲っている。わたしのおっぱいもお尻も性器も、星に嬲られている!!


神のオーラに拘束具が砕け散り、弾け飛んだ。美少女の両腕が狂ったように舞う。両脚が宙を虚しく掻きまくる。子供みたいに手足をバタつかせても、ただもう蕩けるだけ。人の形を失うほど、快楽は凄まじい。ボディも何も練り溶かされてゆく。全身が生殖器だ。肉体は粘土となり、穴となって全てを受け入れるのだ。

わたしが世界系であった。肉のセカイ系であった。
もはや恥じらう理性など残されていない。すでに人格は溶け散っていた。総発狂状態に突入していた。
一匹の淫獣と化し、牝肉はたぎりにたぎった。細胞もDNAも、熱く沸騰し、爆発した。

はひっ!!!!

“ぬばたま”がひり出た。幽体離脱であった。ボディより御魂(みたま)は、浮遊したが、すぐに獣神のごつくも美しい御手に捕まえられて、それも舌と唇にしゃぶられる。嬲られる。責めは、肉も魂も、両方だ。神の陵辱からは、逃げられなかった。

魂舐め(たまなめ)、魂揉み(たまもみ)に、もう死んでいるのに、更に追い討ちをかけるように、死んだ。死の中で死んだ。 多重死してゆく。娘は常外の神的な超プレイの凄まじさを満喫していた。神を体感していた。

人も神も、ほほえんでいる。ほほえみながらよがっている。死にながら笑っている。噴射している。漏らしている。母乳が、乳腺が爆発している。母乳の大量ロケット噴射だ。貫かれ、揉み潰され、舐め尽くされて、内も外も無くなってゆく。溶けてゆく。融合するのだ。
星と大地と、海と水と空と大気とも、融け合う。母なる大自然との合一であった。

魂は千となり万となった。それがひとつに融合し、発狂した。一気に、千々に分裂してゆく。星じゅうに散ってゆく。再集結する。凝結する。また、四散、大爆発する。集合と拡散を繰り返す。凄まじいスピードで。星レベルの振幅はより巨大に、より超高速度の領域に、突入した。速くなる。凄くなる。


それがぬるぬるの感覚を保持したまま、更に過沸騰してゆく。エロスの極みとなる。灰になる。いや、灰になることすらも許されない。灰が肉となり肉が灰となるのだ。生と死の連続であった。生と死の超臨界であった。あの世とこの世が相転移する。死ぬたびに強化される。生が盛り上がってくる。命が猛ってくる。死であり不死であった。

神と娘は両者不可分の状態へと入った。超々トランス状態。神が踊っている。神が舞っている。超高速で。神舞だ。

肉に魂に、悦楽・法悦の巨大ミキサーだ。快楽の超巨大なジューサーだ。気持ちいいセックスの溶鉱炉だ。どろどろの熱い攪拌器(かくはんき)。炉体であり炉心だ。肉の原子炉だ。その炉心が融溶する。爆発する! そして身体感覚は無間に巨大化し時空に増大増殖してゆく!

百万本入ってくる! 千万本抉り抜かれる! 一億のおっぱいが握り潰される! 十億の陰核が嬲られる!! 死になる! 生になる! お尻もお口も肛門も性器も同時に犯られる! 百億トンの精液!!犯される!!愛液大洪水!!お尻百億!!兆の唇!!ザーメン大津波!!射乳スパート核兵器みたく連続ロケットエンジン超噴射連続スタート超々々々乳首乳首臨界爆発おっおっおっ!!!!燃える濡れる溺れる壊れる産まれる廃れる溶ける膨らむ勃起する!!!!大量射精!狂乱射精!大量射乳!!!死ぬううううう!!!!!!!!


噴乳と潮の暴噴――。だだ漏れる性液たち。飛び散る淫汁。精液の嵐。
それらとも融合し、それらとも絡み合い――。
だが、娘の陵辱感覚は、セカイ系に止まらなかった。宇宙系にまで進化した。

辺境に偏在していた惑星レベルの神が、巫女の刺激により、自らの枷(かせ)を越えて、封印を解いて、宇宙レベルの巨神へと超巨大に大進化したのだ。

それは天地絶滅級の超モード――。振幅は光年クラス。意識の拡大はついに全宇宙に達した。大宇宙との合一。その極限を果たし、究極体なった巫女の、莫大な流れは――さらにモードが切り換わる。別の位相へ、さらにパラレルな多層世界へ、過去へ、未来へ、広がってゆく。さらなる重厚な世界へと広がる巨大な神の感覚の豊かさは――無限を越えた無限。

宇宙体と化した娘の体感に炸裂する連鎖反応の超感覚――知覚は、入ってくる。降ってくる。流れこんでくる!

おっぱいが木星並みに膨張する! もう片乳は土星並みに膨れる!でかい!でかい!でかい!死ぬ!! 性器に太陽突っ込まれる!! アナルに恒星来る!マ○コに超新星来る!はひぃ!ブラックホール生じちゃう!!死亡する!!ビッグバン起きちゃう!!おっぱいインフレーション宇宙!晴れ上がる!マ○コで宇宙もう一個作っちゃうよおおおおおおお!!!!!!!! 超巨大なクォンタム・ジャンプ(量子飛躍)しちゃう!!!!股間に特異点炸裂する!!!! テロメアも酵素も情報伝達物質もみんなわたしなの!! 聖になる!ウンコになる!神になる!分子になる!素粒子になる!

ありとあらゆるものに意識が転移した。次々、すべてに融合し、溶融の感触は、全になる感覚、無になる感覚、すべてを知覚する感覚――真っ白になる感覚――

ぬばたまっ!! ひんぐるみりはっ!!!ふんぐるみりはっ!!!


時空の果てで――想像し得る全宇宙にまで――事象の隅々にまで、意識が到達した。
そして神との最終合一。究極融合。超合体――娘は神を呑み込み、あるいは神に呑み込まれ、神そのものになり神は娘となった。宇宙に犯され、宇宙を犯した。宇宙と融合し、逆に宇宙を内から呑み込んだ。犯す者はわたしであり犯される者もわたしであった。わたしがよがった。全宇宙がよがり、発狂した。
エロスの究極単位として、究極宇宙体の中で――光と闇が溶け合い、新生し、黄金の御柱が生まれた。エロスの超メタルがうねくり狂い、そして――


わたしに還ってくる。
究極の魂がそこへ帰還した。


気づくと星に貼りついていた。
濡れきっている。孔という孔が。全体腔が、熱く淫液まみれの状態で、肉体の中で、何かが胎動している。
ふん!と、軽く意志すると、近くの惑星が爆発した。
超神と合一したらしい。


神へと変身、転生しちゃったみたい。
どうしよ……
創造もできるんだろうけど、それにも増して超々破壊的な神娘になっちゃった……
素晴らしいことなのかしら? これが人の夢なのかしら?
老いることのない体。自在に姿を変えることのできる体。カンタンにはもはや死ねない超丈夫な不死の体。――究極の生命体。

ま、いいわ。お出かけしましょう! この星から少し離れなきゃ……

飛ぶわ!と、軽く意識し、そう思った瞬間には、引力の束縛を逃れて、勝手に足が地を離れた。数瞬で、高空にまで浮遊する。
ロケットより凄まじく、素晴らしく超的に、ぐんぐん急加速し、大気を引き裂き、プラズマさえを生じながら、成層圏を突き破り、飛翔する。

どっか遠いところに行ってくるわ―― 星々の彼方(かなた)には何があるのかしら?

そう意識した途端、体は――、超神と化した娘は――、先方に無限に広がる漆黒の宇宙を鋭敏化した超感覚で一気に探索しつつ、神的灼熱のパワーを地獄のようにぶち撒けながら、彗星のごとく、超パワーの巨大エネルギー塊の激光と化し、衛星を破壊しまくりながら、宇宙へと飛び出していった――。






end



07/3/18 UP 08/9/25 修正

あとがき

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