全裸の美少女たちはすでに呻(うめ)いていた。四名を数えた。
牝肉らの中心に、美少年がいた。
たくましい筋肉である。神の手が大理石から彫り出したかのような、生ける美しき彫刻――。
粘土を貼ったかのような肉の張りと量を、地に誇っていた。肉体の極限を。
油で塗ったような黄金に輝くような肌。その上を爽やかに汗が流れる。
凄まじいボディの上に、目も覚めるような美顔が載っていた。
ハンサムと言うよりは、神秘的な造形。
畏(おそ)れすら感じさせるような、熱と冷が混合しつつ並存するかのような、その笑みと表情は、あらゆる矛盾が合わさりひとつになったかのような深遠さがあり天上のものであった。地上のものではなかった。
地上に降り立った者は――、少年神であった。笑みを浮かべて、少女らにしゃぶらせていた。
肉体のもっとも神な部分を。雄々しきそれを。
すでに30分にも渡って口腔性交であった。
涎(よだれ)にまみれて、隆する雄肉の頂(いただき)は、少女らの舌と唇に、溶けるほどに濃厚に舐め上げられ、舐めまわされ、吸い尽くされていた。
なのに耐えていた――?? いや、さらりとカウパーが出る。美しき少女の唇を嘲笑するかのように平然と汁が滲む。今し方しゃぶりはじめたばかりの亀頭のように、まるでこたえてない、感じてさえいないかのような――。
いや、感じてなければ、この張りと艶はないだろう。その色と形には、食欲すらそそる美があった。
少年神は娘たちの脳が発する声を読みとっていた。
白泥の脳が念じた欲望と欲情は余りに濡れた声であった。
牝たちは精を欲しがっている。神の汁を。
呑ませて欲しいのだ。注いで欲しいのだ。汚されたいのだ。心底から、欲していた。
その願いが叶えられた。急激に。
少年は噴射したのだ。精液を。
ドバァッ!!!!
ザーメンの放出量も馬並みであった。いや、馬並みという表現では足りない。その射精量は象か鯨だ。
すさまじいプロテインの量だ。
まるで軽い意志ひとつで、射精可能なのだ。震える少女らの顔に気楽にかけていった。なみなみと、熱い汁を。
神なのだからこの程度の性戯は、当然の行いといった風情である――。
娘の顔のすべて――、そして髪も首も埋まるほど濃く粘い白汁にまみれた。
頭部から粘液がしたたる。多量であった。
凄まじい顔面陵辱のあとは、何であろう。何が来るのか――。
さて、どうする――。神は思念で訊いた。牝たちは欲しがっていた。神のチン○を。もっともっとと。ぶちこまれたがっている。下半身が。
貪欲だ。正直であると言えた。
だが牝の性器は四つ。男根はひとつ。
足りない。
どうする?
神は光とともに分身した。仮身を三つ増した。どれかが本体である。あとは泥か塵から作りしものか、それとも霊体か幻体か。わかるはずもない。ヒトには――。
下半身を熱く濡らした牝たちにとって、神体分身が答えだ。貫く男根さえあればいい。
それが淫欲に囚われた娘らの、たったひとつの正解だ。
四名になった少年神は、少女らの全員を犯しにかかった。爽やかな笑みとともに。
汁まみれの牝孔が貫かれた。女肉に男根が埋まった。
腰が使われる。飛び散る汗と共に、剛々たる美巨根が少女らの柔肉孔を爽やかに抉(えぐ)った。雁のひっかかりが実に神だ。
神のリンガに牝の全身がヨニる。よがり声の大合唱はエロ牝声の大音量フルコーラス。地に響いた。甘すぎた。空間が溶けるように甘くなる。
少女らはたちまちのうちに、絶頂を超えた絶頂状態へと達した。ヒトが達することのできるアクメの限界を超えていた。それは神の活動領域の下限であった。
肉の祝福が、炎のように身を焼き尽くす。口辱に較べて意外にも膣への注入は早かった。ずんずん腰を使われ、たっぷり注がれた。ザーメンの超注入であった。
射精は次々続いた。
三連続―― 四連続―― 底無しであった。その精力も精量も、まさに絶倫だ。
精液はたちまちのうちに膣内を溢れて、白き粘液は男女の肉の隙間から噴きこぼれた。
牡液がとろとろと膣外に流出し、酵素により分解されて粘性を失った精汁が、性器外へ、どろりと滝のように、滴(したた)り落ちる。
ずぼ と、引き抜かれ、性器から腹と太腿にかけてどっぷりと汁にまみれ、湯気が立ち昇る。
しゃぶれよ。きれいにしなよと、傲然(ごうぜん)と突き出す。神が人に。精液と愛液とバルトリン氏腺液とスキーン氏腺液に蕩々まみれた美巨根を。
先ほどから隆々と勃ちっぱなしである。萎え知らずだ。太い血管を浮かせた、怒張の奇跡は。
少女らは恍惚と舌できれいにした。唇でねぶり清めた。
汁まみれの舌で、天然の潤滑剤だらけの口淫だ。感じているはずだ。なのにまた笑みがあった。爽やかな笑みであった。娘らは屈辱と歓喜に震え泣いた。口戯に励(はげ)む度(たび)に唇がまるで神の一部になっていくように感じた。そんな想いが頭に満ちた。
そしてまた汚された。きれいにしたところに精液の猛射が再度襲来したのだ。ザーメンが祝福するようにぶち撒けられる。ぬらぬらと輝く牝たちの肌に、濃厚なる白汁は高貴なる神愛となって降りそそいだ――。
だが、これらのセックスはすべて序章だった。神と人とのセックスの本気モードはこれからだった。
神人交合の本気はもっと凄い。それは文字通り、真の意味での変態だった――。
<注>
※リンガ インド神話、ヒンズー教で「男根」の意。シヴァ神の象徴とされる。
※ヨニ 同じくインド神話、ヒンズー教で「女陰」の意。
(つづく)