超女雪姫2 あとがき

ちょうじょゆきひめ2――あとがき


漫画的に。ヘンな日本語表現を。散文。
小説・テキスト語り。絵と映像は読者読み手の想像力任せの芸術表現ジャンル。読者の映像化能力。脳内映画の上演。面白い話とキャラクター造型と舞台設定になっているかな?

小説は読み手が映像化、マンガ化。
読者はセンテンスごとに解読して絵にする。
当方はエロスなワードが並んでいると興奮する。作品世界だから。妄想。よくいうと幻想文学の一種。美にして媚の世界であってほしい。(´ー`)

おかしな日本語(文法的にギリギリ?)が並んでいると面白い。

散文は、定型詩じゃないもの。不定形。リズム、リズミカル。読みやすいプロの作品は、調整はしてあるようです。五・七・五になっていたりするの? 「、」「。」の位置、区切り方で変わる。ここで区切ってください という センス自由裁量
句読点「、」「。」が無くても表記可能 このように 解読 できる
(室町時代頃発明だったけ?うろ覚え 句読点の普及は外語が多く輸入舶来した明治時代から なお 賞状・毛筆年賀状などでは句読点はナシが正式 知らなかった)

自作、韻は踏むように調整しています。頭韻。けっこうカンタンでは。字面。同音「あ」でそろえる とか、同じ「漢字」が繰り返されるように、少々の並び換え。便利。

ただし、テキストは頭から出てきた順を、思考の流れを記しているので、あまり大きくシャッフルしないほうが良いように。いや、矛盾しているのですけど。

当方、薄い設定にマンガ的な淫夢迷妄 という芸風です。本作、後半はエロス&バイオレンス路線の方向に意識的にしました。描写不足だったので文を増量。ハードボイルドな描写と語りは難しい。筆者がそうじゃないから。ユルい人間。


自分が読みたいものを書く。創作。自分のために作ると、(駿監督いわく)くだらなくなりやすい という。
(たしかにアダルト物はりっぱではない 俗も俗 欲と俗は漢字まで似ているのか)
菊地御大は自分が読みたい小説を書いていたのですが、面白い。プロ意識極めて高め、職業作家をコックに喩える。(千葉県銚子の大衆食堂の子だったはず) 同じメニューなんだけど少しづつ盛り付け味がちがう。描写のかぶりがほぼないのは、感心する。
「大柄の女」とか 「人妻」とか 「このお尻はだれのものだ」 「あなたのよ」とかは、何度も繰り返す。期待にこたえる 予想を裏切る。超伝奇、奇想の発想力では有数、当代随一といっていいかな。
超人 魔人 怪物 妖魔の大活躍する魔界・幻想世界を創造想像の偏執狂のプロ作家。


当方、平易に書く。でも変な日本語表現にしたい。神話的雰囲気がほしい。でもカオス感もほしい。でもあまり斜め上にし過ぎたくない。カネにもならないのに、えんえん調整……
テキスト叙述。単語のチョイス。個人の趣味嗜好センス。小説は誰でもできるが、語彙と知識と少々の技巧は要り用。日本語を読める人にしかわからない。日本語圏。通俗文学もいいところ。

夢想。世界を作りたい。パッケージ。お題。小説は創作ジャンルのなかでは着手容易。道具的には簡易。ただし、仕上げるのは、起承転結 または 序破急 の構成にするのは、それなりに手間。

エロスでドライブ感のある語り叙述と展開が出来たら やったー! なんですけど、なかなか大変。
ダレ場がほぼないけど、短編なので、仕様。

本作の一部台詞には元ネタあり 出典をメモ: 「褒美に死をやろう」:高橋邦子というギャグホラー動画作家の作品に登場の台詞。「死ぬがよい」:シューティングゲーム『怒首領蜂(どどんぱち)』のラスボスの台詞。「ぜんぶ雪のせいだ」:JR東ほかのスキー広告のキャッチコピー。オマージュ・パロディというもの。


と、……ここまで書いたので、とりあえずアップ。修正するかも です。
今どき、スタイルシートも使わないサイト、まあ古風。


2015.1.
ひんみり 記

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