午前の教室、超人養成の女学院の学舎内に、一人の女子生徒の絶叫が轟き響く。
「融子はケツが裂けるほど幸せです!!」
美しい娘の唇がこう切なげに言うやいなや、娘のスカートの下で肛門は、1メートルの大台にまで直径が達した。黒っぽい謎の半球が、可憐な少女の排泄孔から、汁まみれの下着から透けて、もたげ覗く。
拡張の快美を伴なって、超性のアナル拡張に、娘の肛門は張り裂けてゆく。
物理法則を完全に無視して、メートルサイズのアナルから、異様な中身がひり出てきた。
巨体であった。身を擦り、膨体させながら、小さな鯨ほどはある妖物が、パンティを突き破り、大量の熱汁と共に噴出される。
死ぬほど凄まじいキツさであった。
まるでアナルの「どこ○もドア」化だ。淫界と直結したのだ。
少女の排泄孔が異世界の出口として使用された。
大量の粘液とともに、ひり出た。大肉が凄まじく、イルカショーの鯨のようだ。目も口も無い謎の肉塊――
肛門がだらしなく、地面のパラシュートのように広がっている。もう、伸び切ってしまっている。
もはや排泄孔としての正常な機能を完全に失っていた。
羞恥に震え泣いている。 ゴム膜のような、濡れ肉のシートを、引きずりながら、担任の超常女教師の脚にすがって、必死で哀願する。
だが教師の返答は冷たい。
「ひっ!」
効いた。
人本来の肛門の姿に戻る。その己の尻の姿に安心し、娘は崩れるように失神した。
超教師は、心中でそう呟き、満足している。
食欲すらそそる美なもの。可食的なナマコか、巨大なたらこの如き、肉のオブジェを前にして、ドライな感想だ。
女生徒の一人が近づく。級長の麗奈だ。
「試練ですね。高みに登るための。わたくしたちに敢えて、厳しい淫行修行を課しているんですね! 先生は――」「……………………。」
いや、別にそうでは無いが、……が目的だとは言えなかった。
教師は沈黙をもって答えにした。
だが、ふいに、超常の女教師は、魔句を唱えた。
召喚。
肉が肉に満ちる。来る。女生徒らの体に凄いものが。
排卵する。着床する。処女懐妊が――
破格の淫行はクラス全員に課した孕みであった。前穴がしたたる。熱する部位は子宮であった。
女生徒らの腹に、異界の妖獣を孕ませてゆく。こっちは確かに――敢えてだ。
若き肢体の、女生徒らの腹が、妊婦そのものな、豊かな孕み腹へと急変身する。処女懐妊だ。卵子の怒張だ。
瞬間移動させて取り寄せた淫種を着床させたのだ。娘らの子宮に――
今度は全員、平等である。
生徒らは白眼を剥いてよがり狂う。
妖感とでも言うべきか。教師は淫なる波動を聞きとっていた。全身で体感した。子宮たちが絶叫する声を。
「まだその高みに達していないか……。時間がかかるものね。育成には。」
超教師は、生徒らの孕み具合を見て判断する。母体レベルの当たりをつける。この妊娠は――妖妊だ。
見当のための探査である。
魔胎した胎児は、一種のプロープのような、検査器具である。肥大化しながら発信する。肉果実の出来具合で、母体の方の“仕上り具合”が判るのだ。
制呪を唱え、発育を終了させた。
異界の、異生物、妖物が、身をくねらせて、出産と分娩が始まった。
膣口に、産道に、母体に凄まじい快感快楽を与え、ひり出てくる。
「ひい! あひい! ひぎい! ひぐう! ほふわ!」
ひぐる!に、ふぐる!の大合唱だ。
異物たちは、器用に処女膜を残して、流体のごとき触手足が大陰唇に足をかけて、この世へと出てきた。陰核をぐいぐい嬲るものもいる。小さな手が擦り揺する。天然ローションにまみれて。たまらなかった。魔なサービスに、母体がひいひいすすり泣いた。さすがは異界の妖物たちだ。出産すらも超絶なプレイに変えるのだ。性液を啜りながら、粘膜を吸いながら、母体を内から嬲りながら、生まれてくるのだ。
教師は、出産物をすべて回収した。娘らの淫汁にまみれしそれらを。
空間を引き裂き、異空間へと収納する。異様なる魔肉たちは、教室から総退場した。
うれしい。教え子たちは――
成長している。
生徒たちは、強く、美しく、なってきている。
美貌は慈悲の色を、瞳が優しさを宿しつつあった――