パワーエロスシリーズ

続々・超常女教師 名村超子――(3)妊々の章

ぞくぞく・ちょうじょうおんなきょうし なむらちょうこ――(3)にんにんのしょう

ひんみり 作
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その、あくる日。

女教師は、なぜか全く目覚めなかった。

封印?
邪性の者ゆえか?
何者かが眠らせたのか?

「エスパーとか言ってたけど、まるきり淫性の人だし。超能力者を自称する淫魔でしょ? そうじゃなきゃ淫神だわ。敵だっていっぱいいるんでしょ。」

ナマイキな女生徒が唇を尖らせ、女師範を酷評し、こき下ろす批判をしていた―― ちょうどその頃――

地球にたいへんな事態が生じた。星に、突然、多数の光の柱が降り注いだ。
破滅の光柱だった。
宇宙からの侵略者、超々攻性の侵略体。
どうやら宇宙侵略者らの先遣部隊が超常女教師を封印したらしいと、学院関係者が判断した時には遅かった!
(超常女教師の真のお仕事は地球防衛だったりする)
地球が侵されようとしている!
(この学院は、地球防衛の目的の為に設立された組織だったりする)
残された生徒たちで、戦わなくてはならない。この状況に対応しなければ。

「守るの!! この美しい星を!」

空を飛んで、迎撃。
(女生徒らは超能力で天駆ける美少女戦士に変身)
拳を強く握り締めて、重い一閃。
一撃で弾けた。異星の、異肉が飛び散る。四散する。
凄い。
パワーアップしている。強化を遂げて、成長したのか?
先生の指導の成果か。

だが町は怪獣の大群に、星は侵略されてゆく。
守りきれない。多数に無勢だ。
あまりに多すぎた。
一対一では、手がまわらない。

殿(しんがり)が要る。
兵器は、主力は――睡眠中――

集(つど)った。眠れる先生に、みんなで光球をぶち込んだ。追加投入する。でも目覚めない。
わたしたちのパワーを、倒れるほど注いでも、まだ眠っている。変化がない。眠れるままだ。
級長が、学級委員長の麗奈が、最後の力を、捻り出す。アナルだ!アナルにぶち込めば目覚める!
女教師の美しい眉がぴくりと微動。効いたのか?

瞳が開いた。
目覚めてゆく。
その瞬間。
水爆のような、巨大光球が生じ、衝撃波が広がってゆく。
その光を浴びて宇宙侵略体は弾け死んでゆく。
ほとんど全滅した。
凄い。
圧倒的な目覚めだ。

「全裸すぎるわね。その姿じゃ女生徒だってわからないわよ。」
「はいっ!」

覆ってゆく。極薄のコスチュームが、肉体を、SFチックな制服が、身を包む。光と共に。
歓喜に奮える娘たちの裸体を。

「ちょっと、あなたたち、そんな露出過多でヘンテコな格好の制服じゃ、ここがまるでエロゲーに出てくる学校みたいじゃない。もっとまともなデザインの制服にしときなさい。」

エロゲーな超教師の、エロゲーな生徒たちへの、さわやかな指導。

強くて美しい先生が、大好きな先生が帰ってきた。それも凄まじいスケールで。女生徒らはうれしさのあまり性器と肛門を濡らし、潤み尽くしている。濡れ噴いている。
そんな生徒たちの歓喜を、勝利の潮を噴き漏らす少女らの喜びぶりを察してか、教師は微笑んでいる。


……それにしても、宇宙生物なんて使うんじゃないわよ。アホ兄貴!
女性生殖器を苗床(なえどこ)にするタイプの邪虫が、一匹使ったから、それを呼び水にして、群れをなして襲ってきたのだ。




だが自分にも反省点もある。実は前夜、数トンの異肉を食らい尽くし、その消化吸収が追いつかずに、眠り続けてしまったのだ。
先日、生徒の尻から取り出したもの――淫界の食物であった。超教師の好物であった。
凄まじき超教師のエネルギー源となる調理済みの肉塊だったのだ。
淫界からのデリバリー、巨大オツマミであった。

それに、アナルからの軽い刺激で、ちょっと目が覚めたとは、言えなかった。
目覚めと共に、瞬時に状況を理解し、ちょうどチャージされていた力を一気に振るい放ったことも――

それは、輝くように微笑み合う生徒たちには、秘密だった。
胸に隠し続ける秘め事であった――。





end



08/11/24 UP
08/12/1 一部修正

あとがき

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