ふたなりバイオレンスもの

激殺!ふたなりスーパーガール――(2)スーパーバキュームラブ!

げきさつ!ふたなりすーぱーがーる――(2)すーぱーばきゅーむらぶ!

ひんみり 作
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体液のすべてを吸い尽くす、凄まじいスーパーフェラチオを終えて、スーパーチン○ガールは言った。

「まあまあだったわよ! わたしのような超美少女の養分になれて幸せね!」

ニコッと笑った。アイドルみたいに、爽やかに。
口に精液をこびりつかせた、吸精の女淫魔は、スポーツドリンクをごくごく飲むみたく、男を吸い殺したのだ。
ボロ屑となった男の体を、飲み干した空ビンには用は無いとばかりに、ポイ!と、放りなげた。
風が吹けば飛ぶような、凧みたいな体が、パサッと転がる。


「チュパり合いの勝負じゃ、ぜんぜんダメみたいね!」

「じゃあ物理的にかなわないっていうんなら、精神力で勝負しましょ! イッたら負けよ!」

立ちすくむマフィア一名を、不気味な双眸(そうぼう)が捕らえた。
微動だに出来ない。蛇ににらまれ動けない蛙のようだ。
未知の、壮絶な精神が、襲いかかる。
神々しきスピリチャアルとでも呼ぶべきパワーが、脳頂に、殴りつけるように流れ込んで、人格を破壊した。
結果は、脱糞と失禁。
マフィアは、尻餅をつき、赤子のように、痙攣しながら、汚穢(おわい)をぶち撒けた。
狂人と化し、服と床を汚した。

「ほんと汚物ねぇ…… 弱っちいマインドだわ……」

「こっちでもダメみたいね……どっちみちダメみたいね……」

「じゃあ抱いたら? はじめはキス、キスからね! そのあと肌を愛撫しまくって、わたしのマ○コなり肛門なり、好きに舐めるなりしゃぶるなりして、入れなさい!!」

「好きにレイプしていいわよ! わたしをイカせることができたら許したげる! 陵辱してごらんなさい!! ザーメンまみれにしてみなさいよ! そうよ! ウンチでも放尿でも何でもしてあげるわ!! 食わせたげる! 食糞でも飲尿でも! なんでも有りね! 乳首を食い千切ってごらん! お尻にかぶりつきなさい! ライオンみたいに!!!!」


極度のSM妄想に耽りながら、豊かで美しい尻を陶然と突き出す。
無茶苦茶な提案だった。かわいい顔をして壮絶だ。ギャップがすごい。性的欲求の在り様も、ぶっ飛んでいた。性欲のほうも超人的だった。


だが、尻に挑む者はいない。当然であった。危険過ぎて、食える据膳では無い――
ならばと、彼女の方から仕掛けてきた。

あなた、わたしの相手をなさい!と、じたばた暴れる大の男一名の首根っこを、圧倒の腕力で、捕まえると、聖母か地母神のように、やさしく諭(さと)した。
「拒(こば)めないの! やるしかないの! 往生際が悪いわね! かわいい唇を拒むんじゃないの! もう! キスしてあげる!」
ぶちゅう!
キュートな唇の、斡旋(あっせん)と要求である。
んぐんぐ
鋼(はがね)の舌が侵入した。むさぼられた。
「で、もっと激しくディープに吸ったらどうなるのかしら? うふふ ディープに吸ったげる!」
内臓がせり上がる。恐ろしい風が、スーパーなバキュームパワーが、ジェットファン並みの、真空ポンプだ。
どおおお!!
喉を臓器が通る濡れた破砕と破壊の音。
どぶっ!
容赦無い圧倒の吸引力に、口から腸を垂らしていた。
人外の、悩ましい流動音を轟かせ、口から血糊と内臓を溢れさせて、倒れた。
ぬめぬめとした五臓六腑が男の前歯に引っ掛かっている。

「スーパーガールのキスって、死ぬほど効くんだよ……すごいでしょ?」

凄絶なスマイルがあった。
むごい遊びだ。
屠殺場だ。ここは。
地獄と化していた。
一方的な暴力と女による倒錯の逆レイプ、超人の手による、殺戮と破壊だ。
この地に祝福は無かった。
神の慈愛からは見放されていた。



「ふーん じゃ、吐いたら? 人工呼吸したげようか?」
もう一名のマフィアの口を、強引に塞ぐ。
チュウ!
息を吹く。
ドン!!
爆圧。
甘い唇から。
暴風。
台風の猛風を、口から注がれるようなものだった。
胴部が風船みたいに膨れる。
ぷくう!
まさに、バルーンのように丸くなり、球状化した人体は内圧に耐えきれず、肛門から内臓群をウンコのようにドバドバ排出した。
なおも吹き込んでゆく。フイゴのように。
じゅぼじゅぼじゅぼおおおおお!!!!
バシャアアアア!!!!

お漏らしだ。肉汁、臓器、骨、血が、さらに体の弱い箇所から、噴き出した。
肺が爆発し、肋骨が吹き飛び、バラバラになってゆく。
ボロ肉になってしまった。わずか数十秒で。

「耐えられないんだ……壊れちゃうんだ……潰れちゃうんだ…… スーパーヒロインがせっかく陵辱されたいって願っているのに、前戯の段階でこれじゃあね…… ううん、ちっとも愛撫にもクンニにも進めないわ! ちっともセックスできないじゃない!! あんたたちにレイプをお願いするだなんて、夢のまた夢ね!!!!

よくわからない怒りだ。

瀕死の男たち。
絶望に呪われた者たちは、恐怖と惨劇の地獄から、暴力のみが支配する光無き暗黒から、脱出しようと、むなしい努力を繰り広げていた。
それは死から逃れようとする、虫みたいだった。
水に溺れ、ジタバタともがく、蟻だった。


「あら? どこ行くの? 話はまだ終わってないのよ!!!!」

唇をとがらせ、息を吹きかける。

物理現象に 『断熱膨張』 というものがある。
狭く細い通路に勢いよく押しこまれた気体は、圧力から解放され、拡散すると、その温度が急低下するのだ。
人の口唇でもそれは可能という。

だが超人娘の吐息は、レベルが違った。
窄(すぼ)めた口から、氷点下の冷風。南極レベルのブリザードの錐が、男の背を猛然と襲った。吹きつけられた。
極低温の冷気に、芯まで凍った。

ひょいとジャンプし、カチコチに固まったアイス男の背中を、人差し指で、ちょいと、無慈悲に突くと、凍てついた体は、パリパリとヒビ割れ、崩れ落ちた。

「急速冷凍って感じ? マフィアさんって、寒いのには弱いみたいね。じゃ、あっためてあげる!! ホットになりなさい!」

眼が見開かれた。
見えない怪光線が飛ぶ。超強力な赤外線。
熱い視線、いや死線であった。
数瞬でじゅうじゅう表皮が乾き、燃えた。マフィア数名がまとめて、肉の松明(たいまつ)となって、燃え上がる。
ゴオオオオ……
猛熱を発し、内臓が、臓器が、タンパク質と脂が、燃料のレンガ塊となり、無数の破孔からロケットのように燃焼して、高熱に、骨すら砕け、カルシウムの砂と灰と化した。


「寒いのもダメ〜 熱いのもダメか〜 ふ〜ん」

絶望であった。
彼らには悲惨な死しか待ってないのだ。
オモチャとして、もてあそばれ、破壊されて、使い捨てられ、ゴミとなるのだ。
…………
…………


「うふふふ…… もっと殺りやすい体になるわよっ☆
一気にいくわ! おっきするわよ!」


精神を集中させる。ずぅぅぅぅぅぅうん! 体を巨大化させた。
どうぅん!!!!
天井に頭がつかえる大きさだ。髪を天板に擦りつけて、見下す巨大女。きつい目つきで、お漏らししまくる悪人どもを、ねめつけた。


「うふふ…… ま きもちよく死のっ!」

マフィア一人を摘まみ上げて、壮大な乳の谷間に挟んで、両側から圧迫すると、男の肉体は、弾けるようにして、即、爆ぜた。
まるで爆弾の爆発だ。
「パイズリで潰れる? ほ〜ら まるで手榴弾のポンッ!」
トマトの実を押し潰したみたいに、肉が飛び散る。汁が飛散する。
人体の部品が、圧死、圧壊する。
マフィア数名が次々摘ままれ、次々超巨乳の間で死んだ。
「おっぱいに挟まれたり おっぱいに溺れたり、おっぱいで死ねるだなんて、男の夢なんじゃないのぉ? ホントは大満足なんでしょ!!」

「もっと変態的にいこうか、チン○で死ぬぞぉ〜! わたしのズリネタになりなさいっ!☆
逃げる黒スーツを摘まみ上げ、煙突のようにそそり勃つ灼熱の肉棒、そこに抱きつかせる。生々しく脈打つ柱はまるで土管。黒スーツ男の胴よりも太い。男の背中をぐい!とそこに押しつける。指で擦りだす。
「ああん〜 きもちいい〜」
指捌(さば)きは一気に加速、猛速の殺人ピストンと化した。
「そおれ!もおおおっと扱(しご)くわよ!!」
すりすりすりすりすりすりすっすっすっすっずんずんずんずうんっ!!!!ずうんっ!!!!ずうんっ!!!!ずばううんぅっ!!!!
「ぐぎゃあああ!!!!」
超高速の摩擦熱に煙が上がった。ヤスリにおろされる大根みたいに、男の体が擦り減ってゆく。
「焼ける、焼けちまう! ひ!死ぬ!」
後先考えずチン○にどんどん擦り付けてゆく。
「あ〜ん…ああん!ひゃうんっ! キモチいい……」
ぶちぶち……
「ぐばッ!」
鉄の指と鉄のチン○に挟まれ、圧迫に人体は潰れ始めた。
「あん!」
瞬間! 自慰の快楽に、巨大なペニスから精液がミサイルのごとく発射され、天井に激突した。天井のコンクリに盛大にヒビが走った!
「ハァハァハァハァ…………」
玉の上に、グシャグシャになった人体のなれの果てが、わだかまっている。トロッとした精液に多量にドレッシングされて。
この扱いは、人を性具だとしか思ってない。


射精の快楽に呆けた顔が言う。
「あんたたちも女どもをいっぱいセックス奴隷にしたんでしょ? ヤク漬けにしてバンバン死なせたんでしょ? 廃人にしたんでしょ! 使い捨てにしたんでしょおぉぉ!!」

「死んじゃえっ! そんな精神と心がけは、たっぷりイッて!どこまでも体ごとあの世に逝きまくって反省しなさいっ!!!!」
正義に取り憑かれた巨人美少女は、なんとも悪魔的だ。
身を赤く染めている。

血まみれに、匂いも、臭いというか、血生臭い。
肌に、コスチュームに、血糊や、脂やら、肉片がこびり付き、凄絶である。
鬼だ。
修羅だ。

「汚れちゃった…… クリーニング・タ〜〜イム! きれいにサッパリ、清潔な感じで行きましょう。」

全身から、青っぽい炎が上がり、奇麗になった。超能力で、肌上の有機成分は、瞬時に化学変化を遂げて――
汚臭も肉片も、完全に分解され、チリひとつ付かぬ美体へと変身する。
「ほーら、きれいでしょ? 清まったわ!」

「こっからは聖なる感じでいくわよ! 聖母か、天使か、甘〜いノリでね!!」


二名を摘まみ上げ、両乳の乳首に同時に押しつける。

「射精してごらんなさいよ。ほんとのニプルファックしてごらん! わたしのおっきくってでっかい乳首に! 熱いでしょ?」
でか太い指が器用に動き、男らをひん剥き、ソーセージみたいなチン○を、乳腺に挿入、ニプルにインサートさせられた。
巨大女の乳首に突き挿れた。マフィア二名、刹那な、破れかぶれの腰の動き。

乳汁が来る。
乳浴が来た。
だがそれも鬼――
ブバッ!!!
噴射の圧力で、四肢がもげた。吹き飛んだ。
無数の鉄砲玉が飛んでくるのと同等の破壊力。超人の前には人体の強度など虫以下なのだ。オモチャのように、簡単に壊れる。
「せっかくキレイにしたのに、清めたのに……
人体って弱い、弱っちいよ…… ぜんぜん手応えないわね!!」

…………
…………

巨大スーパーガールは、さまざまなプレイを犯り切った後、
通常サイズへと体を戻す。

「チン○が生えてるって愉快でしょ? ユーモラスでしょ?」
ぷるんぷるん!
自慢気に、刀のように振るう。
ブレードだ。肉の太刀だ。


だが呼びかけにも、男どもからは返事が無い。まともな人語を発していない。
大多数は発狂している。正気を保っている者は少ない。
恐怖から逃れるために、言葉を失語し、ただ気の触れた言葉をほとばしっている。痴れ者と化していたのだ。
ほとばしるように痴語が、ぽかんと開いた口から、噴出する。壊れ緩んだ蛇口から漏れる水道みたいに。
「みんな気が狂ってくれてうれし〜」

無邪気に、冷たく、のたまう。

あちこちで、恐怖による失禁と脱糞が続いていた。

汚臭を気に止めもしない。
いや、特に匂いのきつい所に、恐怖の熱線を二往復ほどさせて、バーベキューにした。
床と壁ごと、熱消毒であった。



(つづく)


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