パワーエロスシリーズ

破淫牝塊――(2)淫熱滅戒編

はいんめっかい――(2)いんねつめっかいへん

ひんぐるみりは 作
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豪奢(ごうしゃ)なベッドルームで、女神の神指が少女をねぶっていた。嬲り尽くしの愛撫であった。肌の全てが愛されていた。美しい指が性器だろうとアナルだろうと構わず練り入る。抑えていても神力の洩れる神の指が人牝にもたらす巨楽は想像を絶していた。熱流の中を少女は漂っていた。いや、汁まみれの肉粒をつままれた瞬間、熱そのものと化して溶けた。

ぐりッ!!!!

んッ (ほふわッ!!)
ドロッ!!!!

快楽はヒトの絶頂レベルを超えた。少女の肉体は脳に反逆していた。無慈悲に攻めたてているのは自身の肉であった。強化された肉体は、簡単に死ぬことを許さない。通常体であれば、とっくに心停止するほどの快楽物質が脳内に溢れかえっていた。ベータ・エンドルフィンの洪水、強力な幻覚物質が見せるビジョンの暴力と爆発と激突と破壊、ヘロイン状脳内麻薬物質の爆発的生成がもたらす超多幸、脳と魂は、既に数万回死んでいた。ビジョンが見えた。この世にはいなかった。宇宙が生成と破壊に湯だっていた。宇宙は凄まじい速度で膨張しクランチする。無数の星々が誕生と死を繰返す。赤色巨星が次々と雨のように降り注ぎ、超新星爆発が、宇宙を飛び狂う花火の高次元瀑布と化し、ダイヤモンド燃焼の無限数のきらめきが猛爆的に豪快に振舞われる。
茫たる無常の中で、大洋は瞬時に熱水と化し、溶岩流が踊った。熱風が灼熱の大地を狂喜のごとく駆け巡りまくる。
漠たる無限の時の流れを超えて、星に降り立つと、亡くなったおじいさんとおばあさんが全身を白銀に輝やかせながら千切れるほどの猛スピードで手を振っていた。あいさつの超振動だ。三途の川の対岸である。
が、三途の川は沸騰し蒸発した。祖父祖母は白い岩山に変じたかとおもうと、数秒で数千メートルの高さにまで淫隆し、巨大な山塊が赤熱し溶ろけ、真っ二つに噴き割れ、無数の溶岩となって四散する。その後に、煌々たる黄金の巨大隕石が、大地を捻り潰すように降り注いだ。灼熱の隕石暴雨は大陸を剥ぐように破壊し尽くした。

少女にとってはすべてがリアルであった。まざまざと実感できる現実であった。匂いや手触りさえできる究極の仮想現実であった。
強力すぎる快楽の熱泥流に脳細胞が次々滅死する。が、瞬時に再生する。神経を、再生能力のアップした肉体が、死ぬことを許さなかった。
滅私する。淫熱滅戒の則天去私(そくてんきょし)であった。 肉体のすべてが剛力の超熱帯と化し、淫なる破滅の豪楽に神通した。

そして暗黒――



戦慄の飛翔から、爽やかな匂いのするベッドルームへと戻っていた。穏やかに、熱い吐息が静寂の中洩れた。
巨大な性器を持つ淫獣人たちが近づきつつあった。牝に恐るべき愉悦を与えることができる逞しき益荒男(ますらお)たちである。彼等もすでに全裸であり逸物は熱く硬く隆起し尽くしていた――。




(つづく)


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