二次創作系 三作目。あとがき長め
菊地秀行御大は全盛期は(今も現役ですが)、月刊で長編小説を執筆していたそうで。
大衆通俗一線のプロはすごいですな。年間12作以上に相当。
元ルポライターであったので、架空のルポを書くのに近いのであろうか。実況。
あと、御大本人的には、星新一に近いそうで。本人は公開日記で短編作家なりたかったと述べていたように。
菊地秀行先生のある一週間 一週間限定の日記 2014 12/26(金) http://kikuchi-fanclub.doorblog.jp/archives/42001615.html より、一部引用。
「私はもともと短編作家になりたかった。早川の「異色作家短編集」や星新一氏のSSを読んで特にそう思った」
とのこと。
33歳で長編小説デビュー。それまではプロのルポライター。
通俗の職業作家として大量生産する知力体力気力。天才としかいいようがない。狂気と不良と美学の世界。カッコイイ中二病 他に比類なし と。
素質、素養。弟さんもプロのミュージシャン音楽家という。実家は千葉県銚子市の大衆食堂。料理人の息子さん。港町で、荒くれ者が多かったらしい。近所に映画館があり。恐怖映画がルーツ起源のようです。『ドラキュラ』が好き。作家性。
(当方個人的に吸血鬼に興味関心がない。うーん、吸精鬼なら淫魔サキュバス。西洋の妄想の産物、悪魔か妖怪に相当。女淫魔が爬行的に活躍する妄想に快楽を感じる)
あと、菊地秀行 Wikipedia 「水田冬樹彦や三枝藤夫という名義でロビン・ヤング『オリンピック村の誘惑』(広済堂出版、1979年)など合計4冊のポルノ小説を翻訳したこともある」
http://www.webmysteries.jp/lounge/sfkisyo1006.html
>ロビン・ヤング/水田冬樹彦訳『オリンピック村の誘惑』(広済堂/一九七九年)帯付・初版。
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「女医の部屋 (1979年) − ? 古書, 1979/5 マルコ・ヴァッシー (著), 水田 冬樹彦 (翻訳)」
「課外授業 (1979年) − ? 古書, 1979/7 アルバート・リハイ (著), 水田 冬樹彦 (翻訳)」
「舌戯 (1979年) − ? 古書, 1979/10 ジーン・ブレント (著), 三枝 藤夫 (翻訳)」
四作品が存在したのを確認。このような翻訳プロ商業仕事もされてたんやー 英語力はあるのね。武器だなあと。
米国ほかの海外の怪奇幻想文学作品も柱ですね。クトゥルフ神話にめっちゃ詳しい。こういうカネにもならなさそうな物好きな趣味嗜好をおカネにかえた稀有な作家人生、大衆通俗のエンタメ作家。
菊地秀行御大の場合、
山田風太郎
洋画・邦画の怪奇映画
クトゥルフ神話
このあたりが源流ルーツで合体しているんだなあと。継承者。プロといえどもゼロから創作するワケじゃないんだよ という一例。作家はみんなそうなのだよ。先達はあらまほしき。
あと 御大は 銃器趣味 ガンマニア 格闘技マニア でもある。
(当方はこれらのマニアではない。参考程度、予備的知識)
グワーッ!! 単為生殖って 数理的には 細胞分裂と同じやないかー 気づかなかった。恥をしのんで以下追記。恥をしのぶ。 指数増殖とは - 生物学用語 Weblio辞書 http://www.weblio.jp/content/%E6%8C%87%E6%95%B0%E5%A2%97%E6%AE%96 引用。 >細胞の増殖は、一般的に親細胞が二分することによって進行する。ある系に含まれるすべての細胞が一定の間隔で細胞分裂して増殖するとき、系全体に含まれる細胞の総数はそれぞれが2倍ずつになるため、時間に対する指数関数となる(時間軸に対して、細胞数の対数が直線となる) コトバンク 指数関数 https://kotobank.jp/word/%E6%8C%87%E6%95%B0%E9%96%A2%E6%95%B0-73443 指数関数 exponential function ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説 引用。 >ねずみ算などの倍増しの法則を定式化したもので, 泣きそう。オツムのていどがこのていど。好きな言葉じゃないけど「バカの壁」 対数なんてめっちゃ有名やん。数学界では超基本的やん。理工系でも基礎やん。対数、高校数学で習うらしいのだけど、ぜんぜん憶えてない。科学雑誌『ニュートン』の特集で見た憶え。 オイラーの公式 e^iπ=-1 数学界でもっとも美しいとされる式のひとつ。英知だねえ。発見するのか発明するのか知りませんけど。 話を戻して、指数増殖、 1, 2, 4, 8, 16, 32, 64, 128, というおなじみの殖え方か。あーら。デジタルではおなじみの2の倍数。 生物=フィボナッチ数 という先入観があったもので、ねずみ算のことは忘れてました。頭がかたい。 2017.6.20追記 当作 2584人 と 46368人 設定の数字 検算メモ 1(0) 2(1) 4(2) 8(3) 16(4) 32(5) 64(6) 128(7) 256(8) 512(9) 1024(10) 2048(11) 11回(単為生殖)分裂して2048人に。2584にはあと536人足りない。 ややこしいんだけど2048人のうち536人が12回目の(単為生殖)分裂をすると新たに536人を追加し、計2584人に。 計算上は可能合致と。 同様に、 15回の(単為生殖)分裂して32768人。46368にはあと13600人。 13600人が16回目の(単為生殖)分裂で13600人を追加し、計46368人に到達と。 ストーリー上2584人から出発して(単為生殖)分裂増殖した場合の計算も。 2584(0) 5168 10336 20672 41344(4) 分裂4回目で41344人に。話上のゴールの46368には、あと5024。 5024人がこのルートで5回目の分裂をすると5024人を追加し、計46368人に到達 のはず。 11〜12回分裂と新たに4〜5回分裂とが混ざってるややこしいな。15回〜17回は単為生殖をしないと46368人にはならないよ とおもわれる。 (フィボナッチ数に設定した意味がなかった うむ) 以上、虚構架空世界のつじつま合わせのチェック。四則計算、単純な検算でした。 条件が好いとボコボコ殖えるのは生命の一大特長。微生物からニンゲンサマまで。 セックスは本来そのために行うんだよなアー 快楽追求のためじゃないよう ほんとうは ですわー ところで、 微生物には真正細菌・バクテリアのほかに、古細菌・アーキアという新概念カテゴリが登場。 たいへん興味深い面白い。古細菌は真正細菌よりも真核生物に近いらしい。 古細菌・アーキア。生物学のニューカマー。いや、居たけど人間様には長年気づかれず。見た目は細菌とそっくり。中身が違う。極限環境にも耐える奴らが多い。多様。 総量的には細菌・古細菌の方が地球上の生命の主であるという。量が多い。 古細菌 この記事は良質な記事に選ばれています https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A4%E7%B4%B0%E8%8F%8C だって。 2の冪(にのべき) https://ja.wikipedia.org/wiki/2%E3%81%AE%E5%86%AA >平たく言うと2の累乗数(にのるいじょうすう) こういう名称だったか。冪って高校数学で習ったかな?記憶にない。 >1, 2, 4, 8, 16, 32, 64, 128, 256, 512, 1024, 2048, 4096, 8192, 16384, 32768, 65536, 131072, 262144, 524288, >当初の増え方から見ると、とても想像できないような大きな数を導き出すことができる点から、古くから様々な話に登場 >例えば、「新聞紙を26回2つ折りにすると、富士山より高くなる」という話 >「1秒毎に倍増する微生物」の話 箱いっぱいになった時刻(開始30分後)の1秒前である「開始29分59秒後」には箱いっぱいの半分(要するに箱の半分)になっていたということで、これが正解なのだが、対数的思考に不慣れな人は、15分や20分といった答えを想像し、29分59秒という正解に驚くのである[要出典] など、わりとポピュラー。 >コンピュータの演算には二進法 近年のパソコンの普及によって、2の累乗数が家庭内にまで見かけられるように 2017.6.22追記 |
サムライアリ https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%A0%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%A2%E3%83%AA
世間の蟻の話題から(港湾にヒアリが出現うんぬんかんぬん という)。「奴隷狩り」などという習性があるんだ。知らなんだ。生物の世界は奥深いネ。 「サムライアリの新女王は単身でクロヤマアリの巣に侵入し、その巣の女王アリを噛み殺して巣を乗っ取る。」 なんだこれ。カチコミ? ヤクザか? 寄生バチといい、アブラムシ/アリマキといい、昆虫のせかいは擬人化すると凄まじい展開になる種族が多いネ。 人間世界の常識が通じない・・・と言っても、人間界にも見られるようにもおもうのでした。 2017.7.13追記 |